スティーブ・マックイーン監督来日 “同郷”木村佳乃とロンドントーク?
2014年4月23日 16:48

[映画.com ニュース]第86回アカデミー賞で作品賞をはじめ3冠に輝いた「それでも夜は明ける」のスティーブ・マックイーン監督が4月23日、東京・TOHOシネマズ日本橋で舞台挨拶に立った。スペシャルゲストとして駆けつけた女優の木村佳乃が、自身と同じロンドン出身だと知ると、マックイーン監督は「そんな気がしたよ(笑)。こんな風に会話するのがロンドン流さ」と言葉を交わしていた。
南部の農園に売られた黒人ソロモン・ノーサップが12年間の壮絶な奴隷生活をつづった伝記を映画化。アフリカ系アメリカ人が監督を務めた作品として、史上初めてアカデミー賞の作品賞を受賞し「映画完成までは長い道のりだったし、賞レースから降りたいと思ったことも。それでもたくさんの人が奴隷制度に関心を持ってくれたから、報われた気分だよ」とファンに喜びを語った。
26日から都内で開催される、自身の個展に出席するため来日。かつては写真家、彫刻家としても活動し、日本でも個展を開いた経験をもち「世界のなかでも、東京は特にインスピレーションを与えてくれる都市。街並みやデザイン、思想はもちろん、人々が“聞く耳”をもっている」と語っていた。
木村と対面すると、「カンヌで『ブラインドネス』を拝見しました。すばらしい女優さんは、しっかり記憶に残るもの」と木村が海外進出を果たした同作について言及。木村が「お世辞でもうれしいです」と照れ笑いを見せると、「ノー! 私はお世辞なんて言いません」と敬意を示した。
また、木村が本作で助演女優賞を受賞したルピタ・ニョンゴを絶賛すると「演技を通して、ダイレクトに思いを伝え、真実を語る才能に恵まれた俳優はそう多くない」と同意。木村が「次回作のオーディションがあれば、ぜひ呼んでほしい」とアピールすると、「オーディションなんて必要ありませんよ」とリップサービスを披露した。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー