綾野剛、菅田将暉は「ブラザーみたい!」 モントリオールにも意欲
2014年4月19日 15:40

[映画.com ニュース] 映画「そこのみにて光輝く」が4月19日に公開初日を迎え、主演の綾野剛をはじめ、池脇千鶴、菅田将暉、高橋和也、伊佐山ひろ子、田村泰二郎、呉美保監督が都内の劇場で舞台挨拶に立った。
「海炭市叙景」などで知られる、故佐藤泰志さんの唯一の長編小説を映画化。北海道・函館の短い夏を背景に、生きる目的を失った男と愛をあきらめた女の出会いと激しい愛を描く。
この日は、劇中で印象的な音楽を奏でている世界的バイオリニストのヴァスコ・ヴァッシレフが登壇。生演奏に乗せて登壇陣が登場するという粋な演出が行われたが、その美しい音色に綾野は「音が見えるというのはこういうことなんですね」と感嘆していた。
綾野は壇上に並んだ“同志”を見やり「いろんなスパイスが混ざり合ってできた作品です」と胸を張る。綾野は菅田とすっかり意気投合したようで「ブラザーみたい(笑)。系統もぴったり」と語るが、その菅田が演じた拓児を抱きしめるシーンに触れ「自分を愛することができない、自分に優しくすることができない人を抱きしめられる世の中になっていかないといけないと思った」と語る。
池脇は海での綾野とのシーンを「寒くて死ぬかと思った!」と苦笑交じりに述懐。菅田はスタッフ20~30人がトラックを手で動かして撮影したシーンを印象深いシーンとして明かしたが、スタッフ、キャストに多大な負荷をかけたこれらのシーンを呉監督は「楽しかった!」と満面の笑みで振り返る。綾野は「こういう人なんです」と苦笑していたが、呉監督は「みんな、ゼエゼエ言っていましたが、スタッフの殺意を感じながら『もう1回!』と言ってました」と悪びれずに語り、多くのスタッフも駆けつけた客席は笑いに包まれた。
人生初のパンチパーマに挑んだ高橋は、「撮影中に伸びると(頭が)大きくなった」と笑いながら「(パンチを)かけてみたかったんです。僕らが中学の頃の不良は必ずパンチ。大人の入り口だった」と力説した。なお、8月のモントリオール世界映画祭でワールドコンペティション部門に出品されるが、綾野は「佐藤泰志さんと一緒にモントリオールに行って風を感じたい!」と意気込みを口にした。
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