常盤貴子、バブル直前1983年の静岡を舞台にした青春映画に主演
2014年4月18日 05:00
[映画.com ニュース]女優の常盤貴子が、今から31年前の1983年を舞台にした青春映画「向日葵の丘 1983年夏」で主演することがわかった。
日本版「ニュー・シネマ・パラダイス」とも言える内容で、常盤演じるヒロインの多香子が、1983年に一緒に映画館に入り浸り、町を巻き込んで8ミリ映画を作った高校時代の友達の余命を知り、青春時代を回想しながら故郷に戻るというストーリー。大林宣彦監督に師事した太田隆文監督がメガホンをとり、昭和の懐かしい風景を残す静岡県島田市でオールロケを敢行する。
バブル直前の1983年は、東京ディズニーランドが開園し、ファミコンやカロリーメイトなどが発売され、「義理チョコ」という言葉が流行語になった。また、携帯電話はなく、黒以外の固定電話がようやく選べるようになった時代で、CDが発売される2年前でもあり、当時は音楽をカセットに録音してウォークマンで聞いていていた。太田監督は、そんな1983年に注目し、2013年と多香子が高校生だった時代を見つめることで、友達や親子の絆の大切さを描く。
多香子の高校時代の友達役を田中美里と藤田朋子が演じる。その他、オーディションで選ばれた若手女優3人と別所哲也や津川雅彦らベテラン勢を迎え、来年春の公開に向け島田市でクランクインする。