大島優子、AKB48卒業後初の映画出演決定 「紙の月」で宮沢りえと共演
2014年3月24日 05:00

[映画.com ニュース] 6月にAKB48を卒業する大島優子が、2015年公開の宮沢りえ主演作「紙の月」に出演することがわかった。角田光代氏のベストセラー小説を、「桐島、部活やめるってよ」の吉田大八監督が映画化する本格的なサスぺンスで、大島は、主人公・梨花が勤める銀行窓口係の相川恵子を演じる。
AKB48卒業後初となる映画出演にあたり大島は「これほどまでに繊細な現場は初めてでした。登場人物の心情が複雑に描かれていく中で、その歯車の一つとして、自分に与えられた役をどう演じるか考えることがとても面白かったです。吉田監督のきめ細やかな指示は、自然体でリアルなキャラクターを作って下さいました。もっと長い時間、監督のもとで学ばせていただきたかったです!」と撮影を振り返り、主演の宮沢に対し「絹のような繊細さと強く美しい輝きを併せ持つ素敵な女性で、完全に魅了されてしまいました」と最敬礼だ。
一方宮沢は、女優・大島優子を「監督からの注文に対して、それを飲み込んで吸収して表現する瞬発力がある方だと思います。今をときめくAKBのメンバーの方ですけど、とても古風な瞬間と、キラキラしている瞬間があって、素敵です。色んな顔をもっているし、堂々とされているので、若いのに頼もしいなと感じています」と評価する。
吉田監督は大島の印象を「現実にしっかり根を下ろした存在感と、捕まえようとしても上手くつかめない浮遊感を併せ持つ人」と語っている。大島が演じる相川恵子は映画オリジナルの登場人物で、「リアリティを前提としつつ、人間離れした悪魔的な雰囲気も求めていたので彼女がピッタリだと直感的に思った。この“相川”が、原作から出発して映画へとジャンプするためのキーとなる大事な役。宮沢りえと小林聡美、この二人に挟まれて一歩も退かず堂々と相川を演じ切った大島さんは、だてに日本で一番大きなエネルギーの渦の中心にいる人じゃないなとあらためて感じた。この映画の切り札=ジョーカーとして期待してほしい」と劇中での大島の存在感をアピールしている。
バブル崩壊直後の1994年、銀行で働きながら夫と2人で暮らす主婦・梅澤梨花は、銀行の契約社員として働き、信頼を得ていく。自分に興味を持たない夫に不満を抱いていた梨花は、ある日年下の大学生・光太と不倫関係に陥る。そして「たった1万円」のつもりで顧客の預金に手をつけ、次第に横領がエスカレートしていく。宮沢、小林のほか、近藤芳正、田辺誠一、石橋蓮司らが出演。
「紙の月」は、2015年に全国で公開。
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