中井貴一主演「柘榴坂の仇討」に高嶋政宏、真飛聖、藤竜也ら豪華キャスト
2014年3月20日 06:00

[映画.com ニュース] [映画.com ニュース] 名優・中井貴一が「壬生義士伝」(2003)以来11年ぶりに浅田次郎氏原作の映画に主演する「柘榴坂(ざくろざか)の仇討(あだうち)」に、高嶋政宏、真飛聖、吉田栄作、近江陽一郎、堂珍嘉邦、藤竜也という豪華キャストが出演していることが明らかになった。
原作は、浅田氏が04年に発表した短編集「五郎治殿御始末」に収められている一編。幕末の安政7年、主君・井伊直弼の御駕籠回り近習役として仕えていた彦根藩士の志村金吾は、桜田門外において目の前で井伊の殺害を許してしまう。切腹も許されず、敵討ちを命じられた金吾は、時が明治へと移り変わり、政府によって仇討が禁じられてもなお、井伊を殺害した刺客を探し続ける。
「ホワイトアウト」「沈まぬ太陽」を手がけた若松節朗監督がメガホンをとり、時代に翻弄されながらも、武士としての誇りと覚悟をもって生きる金吾を中井が演じるほか、金吾が追う仇である水戸浪士・佐橋十兵衛を阿部寛、金吾の妻セツを広末涼子、井伊を人間国宝の中村吉右衛門が演じることが発表されている。
新たに明らかにされたキャスト陣は、金吾の心情に理解を示しつつも、その不器用な生き方に心を痛める親友で、大政奉還後に邏卒(巡査)になる幕臣・内藤新之助を高嶋、金吾の仇である十兵衛の心の闇を感じながらも静かに慕う、同じ長屋に住む子持ちの寡婦マサを真飛が演じる。さらに、新聞社の記者・財部豊穂に吉田、金吾の弟・志村覚馬に時代劇に初挑戦する近江、大工の稲葉修衛門に「真夏のオリオン」(09)で俳優デビューし、主演作「醒めながら見る夢」もひかえる堂珍が配された。そして、元評定所御留役であり、時代が変わってからは司法省に勤めた後、非職警部となった秋元和衛役を日本映画界の重鎮・藤竜也が務める。
「柘榴坂の仇討」は9月全国公開。
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