杏から「アン」吉高由里子に朝ドラヒロインバトンタッチ!
2014年3月18日 12:55
[映画.com ニュース] まもなく最終回を迎えるNHKの連続テレビ小説「ごちそうさん」ヒロインの杏と、その後に放送が始まる「花子とアン」の吉高由里子が出席して3月18日、恒例の“ヒロイン・バトンタッチ”セレモニーが行われた。
「ごちそうさん」はこの日の前日までの平均視聴率が関東で22.4%、関西で21.7%という高い水準をキープ。3月29日に最終回を迎えるが、杏は前日にちょうど最終回をひと足先に見たという。一方、「花子とアン」は撮影の真っただ中。すでに花子の女学校時代が終了し、甲府に戻っての教師生活が始まった頃を撮影中だという。
花束の交換に続いて恒例のプレゼント交換では、杏は瑞々しい大粒のいちごをプレゼント。「ごちそうさん」の第1週のタイトルが「いちご一会」であり、杏が演じた食いしん坊のめ以子が初めて人に食べさせたいと思ったのが、当時の日本ではまだ珍しかったいちご。結婚し大阪に行ってからもことあるごとにめ以子を励ます食べ物として登場する。杏は「(劇中の)時代を見続けてきたいちごです。戦争で食べられなくなったこともあったし、それでも手に入れて食べることがあったりと、メッセージを持っています。ビタミンがあるので、これで風邪を引かずに乗り切って!」とエールと共に手渡した。吉高はパクリといちごをほおばり満面の笑みを浮かべた。
吉高からは読書家で知られる杏にブックカバーを贈呈した。「花子とアン」の舞台の山梨に古くから伝わる伝統工芸で鹿革に漆をつけて加工した「甲州印傳(こうしゅういんでん)」の生地を表に、裏には「甲斐絹(かいき)」という山梨で作られた絹織物を使用しており、栞にも山梨特産の水晶が使われた“メイドイン山梨”のプレゼント。吉高は「台本以外にもたくさんを本を持ち歩いてる杏ちゃんに使ってもらえたら」とニッコリ。2人は昨年公開の映画「真夏の方程式」でも共演しており、この日も抱き合って再会を喜んでいたという。吉高は「終わったら、ご飯行きましょう!」と声をかけていた。
杏は昨年、社会現象を巻き起こした「あまちゃん」の後を引き継ぐ形で、周囲からのプレッシャーと期待の中でヒロインを務めあげたが「半年前は終わることが想像できなくて『“杏からアンへ”とか言われるんだろうな』とか思ってましたが、実際に不思議な気持ちです」と心境を語る。
逆に吉高は「あと2週間で始まる実感がない(笑)」と語るが、杏からのエールとプレゼントを受け取り「いいスタートが切れるのではとワクワクします」と意気込みを口にしていた。
「ごちそうさん」最終回は3月29日放送。「花子とアン」は3月31日放送開始。
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