「グランド・ブダペスト・ホテル」予告で見るウェス・アンダーソン流ミステリー
2014年3月13日 12:40
[映画.com ニュース]「ダージリン急行」のウェス・アンダーソン監督、レイフ・ファインズら豪華キャストが結集した「グランド・ブダペスト・ホテル」の予告編第2弾が、このほど公開された。
ファインズを筆頭に、F・マーレイ・エイブラハム、マチュー・アマルリック、エイドリアン・ブロディ、ウィレム・デフォー、ジュード・ロウ、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、シアーシャ・ローナン、ティルダ・スウィントンら実力派俳優が、アンダーソン監督のもとに結集。第64回ベルリン国際映画祭で銀熊賞を受賞し、アンダーソン監督最大のヒットを記録した前作「ムーンライズ・キングダム」を超える最高傑作と絶賛されている。
ヨーロッパ最高峰のホテル「グランド・ブダペスト・ホテル」で、伝説のコンシェルジュと呼ばれているグスタヴ・H。究極のもてなしを信条とし、マダムたちの夜の相手もこなすことから、多くの宿泊客がグスタヴ目当てにホテルを訪れていた。しかし、顧客のマダムDが殺害されてしまい、遺言で貴重な絵画「少年と林檎」を贈られたことから容疑者となったグスタヴは、ベルボーイのゼロととともにヨーロッパ逃避行を繰り広げる。
今回お披露目となった予告では、絵画消失と殺人事件というミステリーに焦点が当てられ、謎解きに奔走するグスタヴとゼロ、ふたりを取り巻く人々の姿がユーモラスに描かれる。アンダーソン監督ならではのポップでラグジュアリーなビジュアル、コミカルなキャラクターにも注目したい。
「グランド・ブダペスト・ホテル」は、6月から全国で公開。