戦う男は唐沢寿明!池井戸潤原作、半沢チーム集結で再び日9に登場
2014年3月3日 08:45
[映画.com ニュース]直木賞受賞「下町ロケット」や「半沢直樹」シリーズなどの人気作家・池井戸潤氏の小説「ルーズヴェルト・ゲーム」が、4月からTBS系「日曜劇場」でドラマ化されることがわかった。昨年の「半沢直樹」で視聴率42.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を叩き出した制作チームで、再び日曜午後9時枠で新たな男の闘いを描く。主演に迎えるのは唐沢寿明。会社存亡の危機から“奇跡の逆転劇”(ルーズヴェルト・ゲーム)に挑む経営者を熱演する。
サラリーマンを奮い立たせる熱い男のドラマが、また日9に登場する。「ルーズヴェルト・ゲーム」は、池井戸氏が「下町ロケット」で直木賞を受賞した翌年の2012年に発表した企業小説。倒産の危機に瀕した中堅精密機器会社・青島製作所を舞台に、中途採用から社長に大抜てきされた細川充が、周囲の風当たりや不況の波、他社との攻防のなかで戦っていくさまを描く。廃部寸前の名門野球部と絡め、決して諦めないサラリーマンたちに贈る逆転につぐ逆転の物語をつむぐ。
ドラマ化にあたり、平成の民放最高視聴率ドラマ「半沢直樹」の制作チームが集まった。脚本は八津弘幸氏、演出は福澤克雄氏ら。プロデュースは伊與田英徳氏ら。一方、キャストも強力布陣。社長細川役の唐沢をはじめ、秘書役に檀れい、総務部長兼野球部長役に石丸幹二、ライバル社社長役に立川談春。さらに、江口洋介が会社のすべてを知る専務役、山崎努が創業者の会長役を演じる。
唐沢と江口は、2004年の「白い巨塔」(フジテレビ)以来で10年ぶりの共演が実現する。また、唐沢と山崎は今回が初共演で、唐沢は大先輩に対し「沢山のことを学ばせていただければ」と語る。さらに、談春は連ドラ初出演で、落語界の実力派がライバル役でどんな演技を見せるか期待される。
池井戸氏は「見る人に夢と希望を与えてくれる素晴らしいエンターテインメント作品になることでしょう。グラウンドで、そして会社で展開される白熱の人間ドラマを、一視聴者として楽しみにしています」と大きな期待。唐沢は「池井戸さんの原作を読ませていただきましたが、とにかく面白いの一言に尽きます。また今回の作品は、原作とは異なる部分もあり、見応えのある作品になりそうです。原作と同様に魅力ある『細川充』を演じることが出来れば」と意気込む。(映画.com×文化通信.com)
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