原発計画阻止した町を描くドキュメンタリー、1月公開
2014年1月12日 21:35
[映画.com ニュース] 原発計画を住民の反対運動によって阻止した町を描いたドキュメンタリー映画「シロウオ 原発立地を断念させた町」が、1月から公開される。18日に小金井市民交流センター(東京都小金井市)で昼夜2回、25日に鶴見公会堂(神奈川県横浜市鶴見区)で午後6時10分から上映する。
今から30年以上も前、原発計画があったにも関わらず、住民の反対運動によって計画を阻止した町があった。チェルノブイリや福島で原発事故が起こる以前に、なぜ住民らは原発の危険性に気づき、原発マネーの誘惑を拒み、計画を中止に追いやることができたのか。同作は、反対運動に関わった当時の住民10数名の証言を中心に約104分間の映像にまとめ、今後の日本の在り方を問う。
監督は、これがデビュー作のかさこ(本名:笠原崇寛)。年間約8万枚の撮影、約90万字の執筆を行うカメライター(カメラマン+ライター)であり、月間約30万アクセスを記録するブロガーでもある。著書に、東日本大震災の被災地をリアルに描いた「検証 新ボランティア元年」(共栄書房刊)などがある。
映画の公開にあたり、「福島原発事故が起こるはるか前に、原発の危険性を感じて原発計画を追い出した町が全国34カ所もあることを知り、衝撃を受けました。本作品では、和歌山県の日高原発と、徳島県の蒲生田原発の反対運動に焦点をあてることにしました。3・11の記憶は急速に風化しています。今後の日本社会の在り方や原発問題を考える上で、過去に原発立地を断念させた人々の思いが、参考になるのではないかと思います」とコメントしている。
現在自主上映も募集しており、貸出条件は「5万円+(動員数×500円)」(※上限10万円)と設定している。なお、18日の上映会はすでに前売り券が完売しているという。(文化通信)
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