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仲間由紀恵&阿部寛「トリック」盛大なフィナーレに感激

2014年1月11日 15:31

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「トリック劇場版 ラストステージ」初日 舞台挨拶に出席した仲間由紀恵と阿部寛
「トリック劇場版 ラストステージ」初日 舞台挨拶に出席した仲間由紀恵と阿部寛

[映画.com ニュース] 仲間由紀恵阿部寛のコンビによる人気シリーズの最終作「トリック劇場版 ラストステージ」が1月11日、全国314スクリーンで封切られた。

2000年に深夜ドラマとしてスタートし、連続ドラマ3本、スペシャルドラマ2本、映画2作を積み上げ、スピンオフドラマも2本制作。明日12日に「トリック新作スペシャル3」がオンエアされるが、ストーリー的には映画がフィナーレ。生瀬勝久野際陽子らレギュラー陣、東山紀之北村一輝らゲスト出演者とともに東京・TOHOシネマズ スカラ座で舞台挨拶に立った仲間は「本当にファンの皆さまのおかげ。『トリック』を愛してくださってありがとう。映画は初日なので、これからますます盛り上げていただけたら」と感慨深げに語った。

ドラマ第1作の時は20歳で、民放ドラマ初主演だった仲間は「もちろん自信もないし、右も左も分からず緊張して現場に入った」という。それでも、堤幸彦監督をはじめとするスタッフ、共演者に支えられたことを明かし、「遊びながら、子どものように楽しみながら現場を作っていく世界になじませていただいた。正直、うれしい気持ちと寂しい気持ちでいっぱいですが、すごく感謝しています」と声を詰まらせた。

そして、阿部に対し「私はどうでした?」と直球勝負の質問。仲間への感謝を締めのコメントに想定していたため、阿部は苦笑しつつも「元気のいいお嬢さんという感じだったけれど、作品を重ねていくごとに成長していった。すべての人に気を使う、『トリック』への無償の愛を感じた。いつの間にか仲間さんに頼っている僕がいましたね」と称えた。

阿部にとっても初のシリーズものであり、「何年かに1回、自分が成長しているのか問われるような現場でした」と述懐。公開前に過去のシリーズが連日放送されたが、「自分も一生懸命頑張っていて、自身の歴史のような感じがした思い出深い作品。今回もステキな笑いと愛を提供できたと信じています」とアピールした。

そんなしんみりしたムードの中、仲間の母親役を演じた野際だけは「14年したら、(貧乳キャラの)娘の胸が成長していました。出番も少なく、過酷なロケもなく、けっこう目立って金もうけができる、こんなおいしい仕事がなくなるのは寂しい」とマイペース。さらに、「何年かしたらリメイクされるでしょうから、その時は私はあの世から見ています」と話し、笑いを誘っていた。

そして仲間と阿部が公開を祝って鏡開きを行い、登壇者全員が観客に109(トリック)個のモチを振る舞うサービスも。そして仲間が、「最後も『トリック』らしく、盛り上がっていきましょう」と笑顔で締めくくった。

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