国民的女優・井上真央、2014年を迎え決意したこと
2014年1月1日 12:00

[映画.com ニュース] 女優・井上真央にとって、2013年は例年と同様に実り多き1年になったようだ。映画、ドラマ、CMはもちろんのこと、野田秀樹演出による「MIWA」で11年ぶりの舞台出演も“完走”。そして14年、8月から15(平成27)年放送のNHK大河ドラマ「花燃ゆ」の撮影が始まる。1月9日に27歳の誕生日を迎える井上が、秘めたる思いと決意を語った。(取材・文/編集部、写真/江藤海彦)
11年ぶりの舞台出演となった「MIWA」は、東京公演のあと大阪を経て、昨年12月8日に北九州で千秋楽を迎えた。「実際にお客様の熱を感じながら演じるのは新鮮でした。と同時に、伝えることの難しさを痛感しました」。そう話す姿からは想像もつかないほど、公演中の井上は舞台上で躍動していた。これまでとは全く異なる声の出し方が印象的で、「ここで一拍あけると客席に声が届くとか、細かいことを共演陣の皆さんが教えてくださいました。当然のことなのですが、『自分の感覚で切るのではなく、まず人に伝える』ということを深く考えた期間でした」と充実した面持ちを浮かべた。
そして8月には、吉田松陰の妹・文(ふみ)役で主演する大河ドラマ「花燃ゆ」がクランクインする。前年を振り返り、「自分の弱さと向き合った1年だったというい気がしています。自分の知らない世界、経験したことのない世界を目の当たりにしたとき、臆病になってしまうという自分の弱さを知ることができました」と冷静に分析する。
それだけに、「たとえ緊張して怖気づくことがあっても、それに挑戦するだけのエネルギーを昨年はもらえました。だから、どんな局面でも怖がらず、果敢にその世界を見ていきたいと思っています」と笑顔を浮かべながらも、力強い眼差(まなざ)しで決意を語った。
3月29日には、念願だった中村義洋監督のメガホンのもと、主演した「白ゆき姫殺人事件」が公開される。湊かなえ氏の同名小説の映画化で、過熱報道、ネット炎上、口コミの衝撃といった現代社会が抱える“闇”に焦点を当てている。井上は化粧品会社に勤務する地味はOL・城野美姫を演じ、誰もが憧れる美人社員・三木典子殺害の容疑をかけられ、翻ろうされている姿を熱演。これまで見たことがない井上の“演じ分け”は必見で、新境地開拓といえる。
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