ジェームズ・ボンドは酒の飲み過ぎ 英研究者が発表
2013年12月27日 16:05

[映画.com ニュース] 「ジェームズ・ボンドは酒の飲み過ぎで、56歳までに死亡するリスクが高い」という研究結果が、英医師会誌「BMJ(ブリティッシュ・メディカル・ジャーナル)」のクリスマス特集号に発表された。
英ノッティンガム大学の医師ら3人は、ジェームズ・ボンドのアルコール摂取量を調べるために、イアン・フレミング原作の「007」シリーズ14冊を読破。ボンドが飲酒する記述があるごとにその量と日数を集計した。
その結果、ボンドの1週間の飲酒量は92ユニット(英国におけるアルコール摂取量の単位で、1ユニットはエタノール8gに相当)で、適正量の4倍にもなることがわかった。平均して、毎日ワイン1本半、あるいはボンドらしく言えばウォッカマティーニを5杯飲んでいる計算になるという。
研究者らは、「これだけ多量のアルコールを摂取している人物から想定される身体的、精神的、性的な機能では、小説で描写されているような活動を遂行できないだろう」と結論。さらに、「飲酒に起因するさまざまな疾患のリスク、そして任務の危険性からいって、ジェームズ・ボンドは56歳までに死亡する可能性が高い」とし、「(ボンドには)直ちに検査と治療を受けること、飲酒量を減らすことを勧める」とまとめた。
ちなみに、やはり酒好きだった原作者のイアン・フレミングも56歳で死去している。
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