伊藤俊也監督、野心作「始まりも終わりもない」に並々ならぬ自信
2013年12月14日 14:23

[映画.com ニュース] ベテラン・伊藤俊也監督と舞踊家・田中泯がタッグを組んだ「始まりも終わりもない」が12月14日、東京・渋谷のシアター・イメージフォーラムで公開。田中は、スケジュールの都合で欠席したが伊藤監督と共演の首くくり栲象、北澤浩延が舞台挨拶を行った。
伊藤監督が、一切のセリフを排除し田中の身体表現のみで人の生から死までをつづった野心作。事前に見た知人からは同じセリフのない新藤兼人監督の「裸の島」と比べ「難しすぎる」と言われたそうだが、「普通の言葉の代わりに泯さんの体を置いた。『裸の島』は日常の言語解釈ができるが、それをあえて拒否し映像に返すことをした。最後まで楽しんでいただけたらと思う」と自信のほどをうかがわせた。
狂言回し的な役割を担った首くくりは、首つりパフォーマンスを40年以上続けているアーティストで田中の推薦で出演。田中が根拠地にしている山梨での撮影を振り返り、「印象に残っているのは、青空に素っ裸の泯さんがよく似合っていたことと、朝食の時の伊藤監督の正座。監督の時代の人が持っている日本文化で感銘的だった。私もああいう気分をいつも持ちたいと思った」と語った。
北澤は物流業界に身を置く実業家で、伊藤監督に誘われ映画初出演。「高校時代に演劇部で主役をやったが、記憶力がダメでセリフを覚えられないから役者はあきらめた。図らずもセリフのない映画だったので出ることになりました」と恐縮していた。
(C)2013 ITO PLANET CO.,LTD
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