モデルAMO&写真家HIROMIX、ソフィア・コッポラ監督の魅力を語る
2013年12月13日 12:25

[映画.com ニュース] ソフィア・コッポラ監督最新作「ブリングリング」の公開記念上映イベント「ソフィア・コッポラの世界」が12月12日、都内の劇場で行われ、モデルのAMOと写真家のHIROMIXが、女性から見た視線でコッポラ作品の魅力を語り尽くした。
コッポラ監督の過去作を連続特集するイベントで、この日はデビュー作「ヴァージン・スーサイズ」を上映した。HIROMIXは、コッポラ監督が日本を舞台に撮影した「ロスト・イン・トランスレーション」にカメオ出演。「有名な映画監督の娘さんだと知る前に、私がデビューした1995年前後に知人に紹介されて初めて知り合った。ソフィアは度々お仕事で日本に来ることがあって東京には色々な思い出があるらしく、実体験をもとに映画を作りたいと。その時一緒に遊びに行っていた人をそのまま出したいということだったので、何となくの流れで(笑)。お芝居が得意なわけじゃないので、半分ドキュメンタリー的な感じだった」と裏話を披露した。
また、「少女っぽい時代からお母さんになったソフィア。親になって初めて気づくこともあったらしい。ソフィアの映画は淡々としているけれど、私たちと同じように毎日悩んだり考えたり楽しい時もあったり、ゆるい気分で見られる」と魅力を語った。
若者の間でカリスマ的人気を誇るAMOは、「初めてソフィアの映画を見たのは中学2、3年生の時の『ロスト・イン・トランスレーション』。その時は表面的な感想しかなかったけれど、『マリー・アントワネット』で本当のソフィアを知った」と告白。そして、「パステルカラーのドレスにまんまと私も引っかかって見たけれど、カワイイという単純な感想ではなく、胸に迫るエモーショナルなメッセージ性を感じた」とすっかり心を奪われていた。
新作「ブリングリング」は、米ロサンゼルス・ハリウッドセレブの邸宅を標的にした、ティーンエイジャーらによる実在の窃盗事件を題材に、欲望のおもむくままに犯罪に手を染めていく少年少女たちの心情をセンセーショナルに描いた。
ひと足先に映画を鑑賞したHIROMIXは、「考えれば考えるほど謎な事件。今のアメリカの若い子たちは、サブカルチャーがあまりなくてポップカルチャーだけ見て育っている感じ。それが原因で偏っているのかもしれないし、無言の圧力があるのかも」と考察。AMOは、「今の世代の女の子目線で、彼女たちの細かな感情を映像に落とし込んでいる。ソフィアはいつまでも少女なんだなって感じがした」と共感しきりだった。
「ブリングリング」は、12月14日から全国順次公開。
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