さだまさし原作「サクラサク」主題歌は本人書き下ろしの「残春」
2013年12月6日 06:00

[映画.com ニュース] さだまさしの短編小説を映画化する「サクラサク」の主題歌を、原作者であるさだ本人が担当することが発表された。自著の映画化作品のために初めて書き下ろした楽曲「残春(ざんしゅん)」が提供される。
さだが執筆した小説は、「解夏」「眉山」「精霊流し」「アントキノイノチ」の4作が過去に映画化されている。「サクラサク」(幻冬舎文庫「解夏」所収)は、父親との思い出を下敷きにつづった思い入れの強い作品のため、さだは映画化だけでなく主題歌を書き下ろすことも快諾したという。「原作を大切にしてくださっていた監督から上がって来た脚本が、自分の作品よりも素晴らしいものだったので、この愛にどう応えようかと、なかなか1行目が書き出せないほどのプレッシャーでした」というが、「後でじっくりしみてくるような歌にしたいという思いで書きました」と明かした。
そして、「それぞれが持っている人生の残りの時間を、どんな境遇であろうと、生きているうちは春という希望に満ちた季節のように生きていかないといけない」と、歌詞やタイトルに込めたメッセージについて語った。この楽曲を使用した予告編は、12月7日から全国の劇場で上映される。
妻や子どもたちを顧みず仕事に没頭していた主人公が、同居する父親が認知症と診断されたのをきっかけに、父親の思い出の地をたどる旅を通して家族の絆を取り戻そうとする姿を描く。「精霊流し」でもメガホンをとった田中光敏監督のもと、主人公・俊介役の緒形直人、妻役の南果歩、父親役の藤竜也という経験豊富なベテラン陣が、切なくも柔らかい人間関係をつむぎ出す。
「サクラサク」は、2014年4月5日から公開。
関連ニュース
廃墟となった映画制作所が舞台、映画人への敬意と映画への愛に満ちた物語 コンペティション作品「春の木」囲み取材【第38回東京国際映画祭】
2025年11月1日 13:00
映画.com注目特集をチェック
ナイトフラワー
【衝撃の感動作】昼、母親。夜、ドラッグの売人――大切な人のためならどこまでも頑張れる。
提供:松竹
面白すぎてヤバい映画
【目が覚める超衝撃】世界中の観客が熱狂・発狂し、配給会社が争奪戦を繰り広げた“刺激作”
提供:松竹
この冬、絶対に観る映画はありますか?
【私はこれを絶対に観ますね!!】心の底から推す理由が、たんまりあります!
提供:ディズニー
人生にぶっ刺さる一本
すべての瞬間が魂に突き刺さり、打ち震えるほどの体験が待っている。
提供:ディズニー
日本で実際に起きた“衝撃事件”を映画化
【前代未聞の事件】そして鑑賞後、あなたは“幸せ”の本当の意味を知る――
提供:KDDI
なんだこの天才的な映画は!?
【物語がめちゃくちゃ面白そう――】非常識なまでの“興奮と感動”を堪能あれ
提供:ディズニー