鈴木敏夫P、宮崎駿監督の近況は「チャンバラ漫画を描いてる」
2013年12月2日 21:05

[映画.com ニュース]宮崎駿監督の「もののけ姫」のブルーレイ発売を記念して、宮崎監督の盟友でスタジオジブリのプロデューサーの鈴木敏夫が12月2日、現在公開中の高畑勲監督作「かぐや姫の物語」のプロデューサーの西村義明とトークイベントを行なった。サプライズゲストとして「SKE48」の松井珠理奈、松井玲奈も来場した。
引退を表明した宮崎駿監督の近況について鈴木プロデューサーは「模型雑誌に黙々と漫画原稿を描いてるみたい。緻密なチャンバラのようです」と明かす。また、この行動は宮崎監督が「かぐや姫の物語」を見て何かしらの刺激を受けたからとも推測できるそうで、「この作品はジブリの作品でも群を抜いて感動度が高く、スタッフでも泣いている者が多かったんです。宮さんは難しい顔して出てきて、(日本テレビの)奥田さんを見つけて『なんだよ奥田さん、目を真っ赤にして。この映画で泣くのは素人だよ』って言ったんです。僕は付き合いが長いけど、この発言は意味が分かんない(苦笑)。その後、一度もこの作品について述べません」と「かぐや姫」初号試写後の宮崎監督の反応について明かした。
「もののけ姫」と「かぐや姫」という2人の姫について語るということで、SKE48のW松井が花束を持って来場したが、鈴木は珠理奈が16歳と聞いて「イヤになっちゃう! 学校は?」と問い詰める。さらに珠理奈が「もののけ姫」公開年に生まれたと聞くと、時の流れを嘆くかのように苦笑を浮かべていた。
西村プロデューサーはW松井を前に「ひとつ言っておきたいことが」と前置きし「『かぐや姫の物語』の製作段階で、色チェックをするスタッフがAKBのファンで、プロモーションビデオばかり見ていて、製作に遅れが出た」と告白。AKBを兼任する珠理奈がなぜか「申し訳ありません(笑)」と謝罪し、会場は笑いに包まれた。
「もののけ姫」ブルーレイは12月4日発売。
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