「ブレイキング・バッド」企画・製作総指揮のビンス・ギリガン、米ソニーと大型契約
2013年11月25日 15:38
[映画.com ニュース] 今年のエミー賞を受賞した「ブレイキング・バッド」企画・製作総指揮のビンス・ギリガンが、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンと大型契約を結んだと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
人気テレビシリーズ「X-ファイル」の脚本家だったギリガンは、末期がんの高校教師がドラッグ精製を始めるというショッキングなドラマ「ブレイキング・バッド」の企画を、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョンに持ち込む。その後、さまざまなテレビ局に断られた末に、オリジナルドラマに進出したばかりのAMCでの放送が決定したという経緯がある。
スタート時の視聴率は低かったものの、シーズンを追うごとに視聴者を増やし、フィナーレを迎えた今年は社会現象にもなった。最終話の視聴者数は1030万人で、米テレビ界最高の栄誉とされるエミー賞で作品賞を受賞している。
ギリガンは、すでに「ブレイキング・バッド」に登場した凄腕弁護士を主人公にしたスピンオフドラマ「Better Call Saul」と、刑事ドラマ「Battle Creek」の準備を行っているが、ソニーと大型契約を結んだことで、さらに多くのドラマを手がけることになりそうだ。