第14回東京フィルメックス開幕!イランの巨匠・マフマルバフ、祖国や中国の検閲に言及
2013年11月23日 16:50

[映画.com ニュース] 第14回東京フィルメックスが11月23日、東京・有楽町朝日ホールで開幕。審査委員長を務めるイランの巨匠モフセン・マフマルバフをはじめ、審査委員を務める女優の渡辺真起子、フランス人プロデューサーのイザベル・グラシャン、映画プロデューサーの松田広子が集い、オープニングセレモニーが開催された。
世界が注目する作品をいち早く上映する映画祭として、今年で14回目を迎える東京フィルメックス。アジアの若手によるコンペティション部門10本、最先端の注目作をそろえた特別招待作品10本に加え、特集上映では中村登監督、フランスのジャン・グレミヨン監督の作品などを上映する。オープニング作品には、今年のカンヌ映画祭で脚本賞に輝いたジャ・ジャンクー監督の「罪の手ざわり」が選ばれた。
林加奈子ディレクターは、今回のラインナップについて「映画人生をかけて選びました。ただならぬフィルメックス。見ていただければわかると思います」と胸を張る。マフマルバフ監督を初めてフィルメックスに招いたことについては「毎日、ご一緒できる幸せをみなさんで共有しましょう」と呼びかけ、オープニング作品の「罪の手ざわり」の上映を前に「ジャ・ジャンクーの新たな挑戦をお楽しみいただけることと思います」と語り、映画祭の開幕を高らかと宣言した。
当初、マフマルバフ監督、渡辺、グラシャン、松田と共に、中国の監督イン・リャンも審査員に加わる予定だったが、来日直前になって在住する香港での居留権に関する問題でビザの申請が下りなかった。マフマルバフ監督は、開幕を祝福するとともに「この映画祭がポジティブな影響を与えることを願っています。そしてもうひとつ、中国やイランなど、検閲という問題を抱えた国の存在を忘れないでいただければと思います」と訴え、客席に向け、静かに手を合わせた。
第14回東京フィルメックスは有楽町朝日ホール、東劇、TOHOシネマズ日劇で12月2日まで開催。
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