「皆さんと会えて嬉しい!」キアヌ・リーブスの日本語挨拶に会場歓喜!
2013年11月19日 21:18
[映画.com ニュース] 3Dファンタジーアクション大作「47RONIN」を引っさげ来日中のキアヌ・リーブスが11月19日、東京・六本木ヒルズで行われたワールドプレミアに出席。寒空の下、共演の真田広之、浅野忠信、菊地凛子、柴咲コウ、赤西仁、カール・リンシュ監督らとともにレッドカーペットを歩き、会場に詰めかけた約1000人のファンからのサインや握手に応じた。
「地球が静止する日」(2008)のプロモーション以来、約5年ぶりに来日したリーブスは「名誉、愛、犠牲を描いた映画。また人生は素晴らしいものであり、人々は互いに敬意を払うべきというメッセージも込もっている」と熱弁。そして胸ポケットからメモを取り出すと、日本語で「私は皆さんと会えて嬉しいです! 映画を見てくださいね。ありがとうございました!」と読み上げ、会場を大いに沸かせた。
映画は、日本の「忠臣蔵」をモチーフに、はぐれ者のカイ(リーブス)が主君の仇打ちに燃える赤穂の国のサムライ・大石(真田)たちに加勢し、圧倒的な軍勢を率いる吉良(浅野)と謎の女ミヅキ(菊地)にわずか47人で立ち向っていく姿を描く。
真田は、「冬のブタペストで始まり、ロンドンを経て、今こうして一緒に苦楽を共にしたメンバーが集まった。お披露目できることを嬉しく思う。日本人として、サムライとしてのスピリットをすり込んだ。国境を越えて理解し合い、新しいものを作ろうとした現場そのものに非常に大きな意味があったと思う」と感慨深げだった。赤西は、リーブスを「サムライ姿がとてもセクシー」と称え、リーブスもまんざらではない様子。敵役・吉良を演じた浅野は、「映画の中では浅野家にねたまれる。どうなっているのか自分でもよく分からなくなってきた(笑)。誰もが知る『忠臣蔵』だけど、内容はさらにパワーアップしているのでお楽しみに。とにかくみんなが必死に僕を殺そうと一生懸命だった」と冗談まじりに挨拶した。
妖艶な悪役を演じた菊地は、「こう見えて悪役は初めて。どうしたら意地悪に見えるか、浅野さんと話し合うのも非常に楽しかった。だから今日は白い衣装で好感度を上げようかなと思った」とニヤリ。ハリウッドデビューを飾った柴咲は、キアヌとのラブシーンにも挑み「もちろんそこは見どころ(笑)。女性なら共感できる関係性なので注目してほしい。守りの姿勢ではなく、攻めの姿勢の映画。この映画を応援してくれるとうれしい」と観客に語りかけた。
レッドカーペットには、出演した國元なつき、中嶋しゅう、羽田昌義、田中泯らも出席した。「47RONIN」は12月6日から世界最速公開。