デ・ニーロ人気健在、「マラヴィータ」会見にファン&取材陣が殺到
2013年10月22日 18:15
[映画.com ニュース] 米俳優ロバート・デ・ニーロが、主演映画「マラヴィータ」を引っ提げ6年ぶりに来日。10月22日、第26回東京国際映画祭でのジャパンプレミアを前に、東京・六本木ヒルズアリーナで会見を行った。
約400人のファンが詰めかける熱気の中、デ・ニーロがグレイス・ハイタワー夫人とともにグリーンカーペットに登場するや、「ロバート」コールの大合唱。取材陣もムービーカメラ40台、スチルカメラ100台が集まる根強い人気を見せつけ、ファンが手にした「レイジング・ブル」や「タクシードライバー」のパンフレットに気軽にサインをするなどのサービスに努めた。
同作は、数々の名作を輩出したマーティン・スコセッシが製作総指揮を務め、メガホンをとったのはリュック・ベッソン監督。デ・ニーロは、「スコセッシとの仕事はいつも楽しい。また企画もあるよ」とさらなる新作をほのめかし、会場を沸かせた。
元マフィアのボスという役どころで、定評のある役づくりについては「とにかく楽しい映画だから。簡単なハードワークだったよ」と余裕の笑顔。トミー・リー・ジョーンズとは意外にも初共演だったが、「ベテラン同士だから気楽なもの。セリフがとても良かったから、和気あいあいとした雰囲気でできた」と振り返った。
そして、「大変な歓迎を受けて、ありがたく思う。若い人も多く見受けられるし、私は幸せ者」と謝辞を述べると、さらなる大歓声。さらに、「日本のファンは本当に礼儀正しい。ギャーギャー騒ぐだけの国もあるけれど、日本はおとなしくて感心している」と語り、手を振りながらステージを後にした。「マラヴィータ」は、11月15日から全国で公開。