真木よう子、手塚治虫原作「BUDDHA2」に声優出演 男役に初挑戦
2013年10月16日 15:35

[映画.com ニュース] 女優の真木よう子が、手塚治虫の代表作をアニメーション映画化する3部作の第2作「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ 終わりなき旅」に声優出演していることがわかった。シャカ国と王子シッダールタに復しゅうを誓うコーサラ国の若きルリ王子役を担当し、初の男役に挑戦している。
原作は、後にブッダとなるシャカ国王子シッダールタの生涯を、手塚が独自の解釈を加え10年の歳月を費やして描いた大作。その名作漫画を3部作で映画化する一大プロジェクトの第2作にあたる今作は、王子の身分を捨てたシッダールタと、シャカ国滅亡を目論む敵国コーサラのルリ王子らの運命を描く。
主演作「さよなら渓谷」「すーちゃん まいちゃん さわ子さん」、国内外で高い評価を得た「そして父になる」など、女優として目覚ましい活躍を続ける真木は、韓国ドラマの吹き替えやテレビアニメ、劇場アニメの女性キャラクターで声優経験があるが、今回は王子という男役に挑戦。真木自身「いつか少年の声の役をやってみたいという」と思っていたそうで、小村敏明監督を含む製作サイドも真木と直接と話し、その声質が少年役に向いていると感じたことから起用が決まった。
収録を終えた真木は、「声優の仕事はあまり経験がないので、自信がなかったんですが、大好きな手塚治虫先生の原作という事で挑戦してみたいという気持ちがあって受けさせていただきました」と述懐。「ルリ王子は、自分の母親が奴隷だったということで、彼がしがみついていたものが権力でしかなく、だけれども本当は母親への愛情というものを誰にも言えずに、葛藤し続けても逃げ出さずに強く生きるところに魅力を感じました」と声を吹き込んだルリ王子について話している。
真木のほか、吉永小百合、吉岡秀隆、松山ケンイチ、観世清和(能楽観世流二十六世家元)、水樹奈々、哲夫(笑い飯)が声優を務める。2014年2月8日全国公開。
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