愛される女優・上野樹里の魅力とは? 「陽だまりの彼女」現場に有名監督たちが陣中見舞い
2013年10月7日 06:00
[映画.com ニュース] 「嵐」の松本潤と女優の上野樹里が初共演を果たした「陽だまりの彼女」(三木孝浩監督)の撮影現場を、多くの映画監督たちが陣中見舞いに訪れていたことがわかった。その目的は、かつて自身の作品に出演した上野を激励するため。「のだめカンタービレ 最終楽章」前後編以来、約3年ぶりの銀幕復帰となった上野の魅力を、現場に赴いた犬童一心監督、川村泰祐監督、マイケル・アリアス監督が語った。
「グーグーだって猫である」のメガホンをとった犬童監督は、上野の魅力を「ひと言で言えば『かわいい』。この『かわいい』は簡単ではありません。重さや悲しさやどうしようもなさを含んだ、『なんともいえないかわいさ』です。そして、演じていると突然そのシーンを暴力的につかみ取ります。この暴力的なパワーにワクワクさせられます」と語る。「のだめカンタービレ」でタッグを組んだ川村監督は、上野の爆発力に強くひかれるといい「スクリーンの空気を一気に変えてしまうような『爆発力』が彼女の魅力。僕の想像を超えた演技を魔法のようにポンっと出してくれる、とても不思議で魅力的な女優さんです。ディズニーのキャラクターで言うと『ティンカーベル』のような人です」と評している。
今作のヒロイン・真緒としての演技についても、犬童監督は「か細い体が、その背中が、いろんなことを語って魅力的だった。見つめる瞳の輝きが濡れて悲しく、ゆえにセクシーでした」と絶賛。また、「いちファンとしてスクリーンで久しぶりに上野樹里を見られたことに喜びを感じた」と話す川村監督は、「『のだめ』の頃の樹里ちゃんはちょっとしたラブシーンでもすごく照れて、とてもシャイな女の子だったのに、『陽だまりの彼女』では自然に“大人の女”を演じていて、なんだか嬉しくなりました。『美しかった』とひと言、本人には伝えたいです」と喜んでいる。
また、「これからの上野樹里へのメッセージ」を求めると、三者三様ありったけの愛情が詰め込まれたコメントが返ってきた。「大好き。僕の作品に出演してください」(犬童監督)、「上野樹里は日本映画界の宝だと思っています。これからもずっと見ていたい女優さんです。そしてまた僕の映画に出てほしい(これがホンネです)。考えておいてください(笑)」(川村監督)、「樹里さん、元気? 『陽だまりの彼女』の完成おめでとう! 本当にお疲れさま。次も期待しているよ。また一緒に面白いものを作りましょう!」(アリアス監督)。
越谷オサム氏のベストセラー恋愛小説を映画化した今作は、「ソラニン」「僕等がいた」などを大ヒットに導いた三木監督がメガホンをとった。10年ぶりに再会した幼なじみの浩介(松本)と真緒(上野)は恋に落ち、結婚。幸せな生活を送るが、真緒はある不思議な秘密を抱えていた。やがて浩介の前から姿を消してしまったため、浩介は2人の思い出の地・江ノ島へと向かう。
「陽だまりの彼女」は、10月12日から全国で公開。