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松本人志監督の最新作「R100」、2014年の北米公開が決定

2013年9月24日 21:20

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北米公開を喜ぶ松本人志監督(中央)
北米公開を喜ぶ松本人志監督(中央)

[映画.com ニュース]松本人志の監督作第4弾「R100」の北米公開決定が9月24日、東京・新宿ミラノで行われた完成披露試写会で発表された。配給は米国配給会社「ドラフトハウス・フィルムズ」で、公開規模は調整中。2014年にニューヨーク、サンフランシスコをはじめ全米公開されることになり、松本監督は「まあ、よくわかんないですけど、4本目といえば監督に毛が生えたようなもの。その割には頑張っているなと思う」と静かに喜びを表していた。

大森南朋演じる主人公が謎のクラブに入会し、不思議な体験をする姿を描く本作。9月5~15日(現地時間)にカナダで開催されたトロント国際映画祭のミッドナイト・マッドネス部門に、正式出品され「いやあ、正直受けましたねえ。同時にものを作る人間として、もっと一生懸命やらないといけないと実感した」(松本監督)。

現地では海外配給権のセールスも行われ、関係者によるとアメリカ、イギリス、フランス、カナダ、ドイツ、ロシア、フィンランド、ベルギー、オランダ、イタリア、スペイン、ノルウェー、香港、台湾、中国、タイ、シンガポール、インドなど約20カ国のバイヤーから購入のオファーがあったという。

映画は謎のクラブ「ボンデージ」に入会したサラリーマンの片山が、時と場所を選ばず派遣される個性豊かな“女王様”たちとのプレイに快楽を覚えながら、そのエスカレートぶりを止めるべく反旗を翻す姿を描いた。松本監督は「今までにない世界観が、松本ブランドとして出来あがりつつある。コメディのつもりはないし、先入観を捨ててほしい」とアピール。主演の大森は「映画そのものが、監督の頭の中。そこに俳優の僕が、片山という男を住まわせた」と持論を展開した。

完成披露試写会には松本監督と大森に加えて、大地真央寺島しのぶ片桐はいり冨永愛佐藤江梨子前田吟、YOU、西本晴紀くん(子役)、松尾スズキ渡部篤郎という豪華な顔ぶれがズラリ。松本監督にとって、有名俳優を起用するのは初の試みで「あえて緊張感の中でやってみようと。前作(『さや侍』)は主演がホームレスのおっさんでしたからね。それに比べると、やはりプロの仕事は素晴らしいし、NGもほとんどなくストレスを感じなかった」とキャスト陣に敬意を払っていた。

R100」は、10月5日から全国で公開。

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