第26回東京国際映画祭コンペ部門に日本作品2本選出 榊監督作&二階堂ふみ主演作
2013年9月19日 16:19

[映画.com ニュース] 第26回東京国際映画祭の第二回会見が9月19日、都内で行われ、コンペティション部門をはじめとする全部門の作品が発表された。中国の巨匠チェン・カイコー監督が審査委員長を務めるコンペ部門には、榊英雄監督、大森南朋主演「捨てがたき人々」と深田晃司監督、二階堂ふみ主演「ほとりの朔子」の2本の日本映画が選出された。
この日は、「捨てがたき人々」の榊監督、「ほとりの朔子」の深田監督と二階堂も出席した。故郷の五島列島で撮りあげた榊監督は、「自分のルーツを探る作品になった。同級生たちをこき使って相当嫌われたはずですが(笑)」と充実した面持ち。深田監督は、第23回で監督作「歓待」が日本映画ある視点部門を制しているだけに「東京国際映画祭での受賞をきっかけに、世界中の映画祭に呼んでいただいた。今回、コンペティションで戻ってこられて本当に光栄」と喜んだ。二階堂も「大きな、そして楽しい映画の祭典に参加できることを嬉しく思います」と深々と頭を下げた。
カイコー審査委員長とともにムン・ソリ、クリス・ブラウン、クリス・ワイツ、寺島しのぶが同部門の審査員を務めることが発表された。93の国と地域から応募された1463作品の中から、15作品を厳選したプログラミング・ディレクターの矢田部吉彦氏は、「1本1本のクオリティを重視するのは言うまでもない。監督の個性がしっかりと発揮されていることが決め手になりました」と説明。今年の傾向については、「あえて言うならば戦う映画、抵抗する映画がキーワードになっている気がする」と話した。
なお、アジアの未来部門は青山真治、ジェイコブ・ウォン、野島孝一、日本映画スプラッシュ部門はパオロ・ベルトリン、クリスチャン・ジュンヌ、瀬々敬久が審査する。同映画祭ディレクター・ジェネラルの椎名保氏は、「2020年の東京オリンピック開催が決まりました。東京国際映画祭は、それまでにあと7回あります。1回1回盛り上げられるよう頑張っていきたい」と意欲を語った。フェスティバル・ミューズの栗山千明も登壇し、「日本と世界をつなぐ映画祭のお手伝いをさせていただくので、私自身も楽しみながら精いっぱい務めさせていただく」とほほ笑んだ。
また、PlayStation3専用ソフト「BEYOND:Two Souls」が、ゲームタイトルとしては史上初めて同映画祭に出品される。オープニングの17日には、主演している米女優エレン・ペイジがグリーンカーペットに登場し、18日に舞台挨拶を行うという。
第26回東京国際映画祭は、10月17~25日に東京・六本木ヒルズで開催。
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