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ニキータ・ミハルコフ「遥かなる勝利へ」加藤登紀子が語る予告編公開

2013年9月12日 08:00

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コトフとドミートリのその後を描く
コトフとドミートリのその後を描く

[映画.com ニュース] スターリン大粛清によって引き裂かれた男女の悲劇を描き、アカデミー賞外国語映画賞、カンヌ映画祭グランプリに輝いた「太陽に灼かれて」の巨匠ニキータ・ミハルコフ監督による、戦争スペクタクル3部作の完結編「遥かなる勝利へ」の予告編が公開された。

太陽に灼かれて」(1994)、1943年の第2次世界大戦独ソ戦に巻き込まれた父と娘の絆を描いた第2部「戦火のナージャ」(2010)に続き、ミハルコフが監督と主演を兼任する今作は、革命の英雄となり犠牲者となった主人公コトフ大佐が、ナチス・ドイツ軍と母国の権力に立ち向かう姿を通して、闇に包まれていたロシアの歴史と共に、戦争と革命がもたらした犠牲の大きさを伝える。コトフとその愛娘ナージャ、秘密警察のドミートリのその後の運命が明らかになる。

政治犯となったコトフを探し続けていたドミートリは、ナチス・ドイツ軍の要塞を包囲する戦地でコトフを見つけ出す。窮地に追い込まれていたスターリンは、自国の軍人と市民兵にたいした武器も持たせずナチス要塞に乗り込ませる無謀な作戦を企て、コトフにその指揮官になるよう厳命。その一方で、赤十字に従事していたナージャは、父親が生きていることを信じてナチス要塞へ向っていた。

予告編は、コトフとドミートリが対じする緊張感あふれるシーンからスタート。美しい避暑地から一転した戦闘シーンでは、前作同様壮大なスケール感が伝わってくる。ナレーションは加藤登紀子が担当し、「戦争によって失われたものを、人は取り戻すことができるのでしょうか」と問いかける。

遥かなる勝利へ」は11月からシネスイッチ銀座、新宿シネマカリテほか全国公開。

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