【全米映画ランキング】「ワン・ダイレクション THIS IS US」が首位デビュー
2013年9月4日 10:00
[映画.com ニュース]サマーシーズンが終わり9月に入った全米ボックスオフィス。レイバーデイ(労働者の日)のため3連休だった先週末はイギリスの人気ボーイズバンド、ワン・ダイレクションの3Dライブドキュメンタリー「ワン・ダイレクション THIS IS US」が約1700万ドルのオープニング興収を稼ぎ出して、首位デビューを飾った。
同作は、人気テレビ番組「アメリカン・アイドル」「The X Factor」でおなじみの音楽プロデューサー、サイモン・コーウェルに見いだされた5人の少年が、ロンドンのO2アリーナでライブをするまでの成長の軌跡を収めた作品。「スーパーサイズ・ミー」のモーガン・スパーロックが監督を務めたことも話題となっている。近年のコンサート映画と比較すると、2011年春公開の「ジャスティン・ビーバー ネヴァー・セイ・ネヴァー」のオープニング興収約2900万ドルには遠く及ばなかったが、昨年公開の「ケイティ・ペリーのパート・オブ・ミー3D」(オープニング興収約710万ドル)の2倍は稼ぎ出した。最終興収は4000万~4500万ドルあたりになりそう。
2位は、3週連続の首位になり損ねた「ザ・バトラー(原題)」。連休だった月曜日を含めた4日間の興収では累計約2000万ドルで、「ワン・ダイレクション THIS IS US」を上回っていたが、週末3日間の計算では約1400万ドルの興収。それでも口コミで好成績をキープしており、18日間の累計興収は8000万ドル目前。現段階で1億2000万ドル以上のグロス(最終興収)は堅いといわれており、配給のワインスタインの思惑通りにアカデミー賞にノミネートされれば、1億5000万ドル以上のグロスも考えられる。
3位のコメディ「ウィアー・ザ・ミラーズ(原題)」は先週の興行で累計が1億ドルを突破。主演ジェニファー・アニストンとしては出演作6本目の1億ドルオーバー作品となった。
そして5位に初登場となったのは、メキシコのスター、エウヘニオ・デルベス監督・主演のコメディドラマ「Instructions Not Included」。一晩の遊びで出来た赤ん坊をロサンゼルス出身の女性に押しつけられたアカプルコのプレイボーイ、バレンティン(デルベス)の子育て奮闘記が描かれる。ヒスパニック系アメリカ人がターゲットのスペイン語作品で、北米347サイトのみの上映ながら、オープニング興収約780万ドルというスマッシュヒットを記録。観客の間でも評判が良く、配給のライオンズゲートでは今週からさらなる拡大上映を予定しているという。
また9位デビューとなったのは、ジョエル・シルバー製作総指揮、イーサン・ホーク主演のアクションスリラー「ゲッタウェイ(原題)」。妻を誘拐された元プロカーレーサーのマグナ(ホーク)が、犯人から指定された車に乗り、彼らの要求を受け入れて行動しながら、真相に迫っていく。多くの批評家から厳しいレビューが集まったためか、まったく振るわず、スタートダッシュ失敗に終わった。共演にセレーナ・ゴメス、ジョン・ボイト。監督は「ダンジョン&ドラゴン」のコートニー・ソロモン。
今週末は、「ピッチブラック」「リディック」に続くビン・ディーゼル主演の人気SFアクションシリーズ最新作「Riddick」が公開となる。
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