ミニオンは“まっくろくろすけ”を参考に? 全米大ヒット作にもジブリの影響
2013年9月2日 17:43

[映画.com ニュース]俳優としても活躍する落語家の笑福亭鶴瓶が9月2日、都内で行われた米長編アニメ「怪盗グルーのミニオン危機一発」日本語吹き替え版の完成報告会見に出席した。前日に発表された宮崎駿監督の長編引退に触れ、「惜しいですね。いつまでも楽しませてほしい」とコメント。「人から聞いた話ですけど、ミニオンは『まっくろくろすけみたいに、小さなものをたくさん出すといい』というジブリのスタッフの言葉が参考になったらしいんですよ」と本作と「となりのトトロ」の関係性を明かした。
映画は、2010年に公開され全米ヒットを記録した「怪盗グルーの月泥棒 3D」の続編。前作で月泥棒に成功し、今は悪と戦う超極秘組織「反悪人同盟」の捜査官として活動している主人公グルーが、何者かに誘拐されたミニオン救出の冒険に旅立つ。全米興収オープニングで「トイ・ストーリー3」を抜き、アニメ映画歴代トップの記録を樹立している。
会見には、鶴瓶とともに前作から続投する子役の芦田愛菜ちゃん、アニメ声優に初挑戦した中島美嘉、日本語吹き替え版の声優に初挑戦した中井貴一が同席。愛菜ちゃんが「また大好きな役を演じることができてうれしいです。前回はセリフをひとつずつアフレコしましたが、今回は1シーンずつ声を撮りました」と成長ぶりをアピールすると、鶴瓶は「この答え、すごい。カンペなんてないんですよ。それに背が伸びたなあ」と目を細めていた。
中島は、自身がアフレコしたシーンに「恥ずかしさでいっぱい。私ってこんな声しているんだって」と照れ笑い。中井はグルーの敵エル・マッチョを演じ、「鶴瓶さんがやっていると聞いて、自分にもできるんじゃないかって(笑)」とアフレコ初挑戦にも余裕の表情。見事な声優ぶりに、鶴瓶は「ほんまの声優さんを雇ったんちゃうか。本当にうまいわあ。役柄と同じで、本当のライバルです」と対抗心を燃やしていた。
「怪盗グルーのミニオン危機一発」は、9月21日から全国で公開。
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