スポーツ界に続きハリウッドにも筋肉増強剤の使用が蔓延
2013年9月1日 21:00
[映画.com ニュース] 自転車選手のランス・アームストロングやメジャーリーガーのアレックス・ロドリゲスら、スポーツ界でのステロイド剤の使用が話題になるなか、ハリウッドでも筋肉増強剤の使用が増えていると、ハリウッド・レポーター紙が警鐘を鳴らしている。
ハリウッド俳優は筋肉隆々の体を披露する場面が多く、特に年齢を重ねると肉体改造が難しくなるため、筋肉増強剤に安易に頼る俳優が少なくないという。過去には、チャーリー・シーンやミッキー・ローク、アーノルド・シュワルツェネッガーが使用を認めている。
マイケル・ベイ監督の「ペイン&ゲイン(原題)」でボディビルダー役を演じるため、大胆な肉体改造を行ったマーク・ウォルバーグとドウェイン・ジョンソンにも疑惑の目が向けられているものの、本人たちは使用を否定。ハリウッドのトレーナーの証言によれば、俳優の約20%が何らかの筋肉増強剤を使用しているという。
スポーツ界とは異なり、ドーピング検査のないハリウッドでは本人の証言以外に確証を得る手段はないが、役作りのために肉体改造をした俳優のなかで、「マン・オブ・スティール」でスーパーマンを演じたヘンリー・カビルの肉体は本物だ。ドーピング使用が発覚した場合のイメージダウンを恐れたワーナー・ブラザースは、カビルのトレーナーに筋肉増強剤の使用を禁止。そのため、カビルは5カ月におよぶ過酷なトレーニングで強じんなボディを作り上げた。