上戸彩、おしん子役を絶賛「私にとっては、尊敬できる大女優さん」
2013年8月29日 16:30
[映画.com ニュース]国民的人気を誇ったNHK連続テレビ小説を映画化した「おしん」に主演する濱田ここねちゃんが8月29日、劇中衣装で全国19都道府県を訪問する「おしんはここね!」キャンペーンのゴール地点・東京タワーに無事到着。夏休み返上で総移動距離1万キロの“ご奉公”に奔走したここねちゃんを、母親役で共演する女優の上戸彩が出迎え、「かあちゃん、ただいま」(ここねちゃん)、「おかえり。ここねは辛抱強くて、私からしても尊敬できる大女優さん」(上戸)と喜びを分かち合った。
同作の舞台となった山形県を皮切りに、7月29日から始まったキャンペーンでは、ここねちゃんがマスコミ取材や試写会のほか、駅前や催事イベントで地元の人たちに名刺代わりの「おしんカード」を直接手渡し。受け取った人を応援隊に任命し、全国で1万人の応援隊獲得を目標に掲げた。
この日、ここねちゃんは1万枚目の「おしんカード」を上戸に手渡し、「大変でしたが、楽しいこともたくさんありました。各地で出会った皆さんに感謝しています」と大人顔負けの挨拶。一方、夏休みの宿題はまだ終わっていないそうで「どうしましょう、上戸さん……」と助けを求める、子どもらしい素顔も見せた。
すっかり母親モードで目を細める上戸は「本当にハードな撮影だったけど、ここねちゃんだから乗り越えることができた。どんなに寒くても弱音をはかないので、周りの私たちが『しんどい』なんて言っていられなかった」と改めて絶賛。当のここねちゃんは「大変でつらかったけど、上戸さんが支えてくれた。ぜひ映画をご覧ください。よろしくおねげえするっす」と笑顔でアピールしていた。
平均視聴率52.6%を記録し、世界86の国と地域で放送された橋田壽賀子氏原作の同名ドラマを映画化。放送された1983年当時の脚本をもとに、過酷な身の上でもひたむきに家族を思い、成長するおしんの少女時代を描く。メガホンをとるのは冨樫森。ここねちゃん、上戸をはじめ、稲垣吾郎、上戸彩、岸本加世子、小林綾子、泉ピン子らが出演している。
ここねちゃんは2004年3月31日生まれ、宮崎県出身。約2500人が参加したオーディションで、おしん役に大抜てきされた。
「おしん」は10月12日全国公開。