米ソニー・ピクチャーズ、トライスター部門を強化
2013年8月11日 20:15
[映画.com ニュース] 米ソニー・ピクチャーズが、トライスターの製作部門を復活させることになったと、ハリウッド・レポーター紙が報じた。
トライスターはソニー・ピクチャーズ傘下の映画製作会社で、ペガサスのロゴで知られる。しかし、2004年以降はジャンル映画専門の配給会社となり、「LOOPER ルーパー」や「第9地区」といった作品の米国配給を手がけていた。
ソニーはこのほど、製作会社トライスター・プロダクションを発足させ、20世紀フォックスで18年のキャリアを持つトム・ロスマン氏が指揮を執ることになる。ロスマン氏は、昨年までフォックスで共同会長を務めており、映画監督との太いパイプと財政規律を重んじる経営姿勢で知られている。
トライスター・プロダクションは年4本を上限に映画を製作し、すべて自社作品として公開。さらに、ソニー・ピクチャーズ・テレビジョン向けにテレビドラマの企画開発を行うことになるという。ロスマン氏は、現フォックス会長のジム・ジアノプロス氏とともに率いてきたが、ドリームワークス・アニメーションとの配給契約に関して、親会社ニューズ・コーポレーションに強く反対したことがきっかけで解雇になったという噂がある。