三池崇史、監督として嫉妬する!「凶悪」の山田孝之を大絶賛
2013年7月17日 21:30
[映画.com ニュース]三池崇史監督が主催するイベント「三池崇史 presents 大人だけの空間」が7月17日、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われ、三池監督をはじめ、「凶悪」でタッグを組んだ俳優の山田孝之と白石和彌監督が出席。三池監督は「この映画そのものが事件。ノーベル賞がとれるよ」と作品に太鼓判を押し、熱演を見せた山田に対しても「すごく尊敬した。おれの映画では、役づくりしないじゃん(笑)。監督として『こんな表情撮れるんだ』と嫉妬するシーンがたくさんある」と大絶賛していた。
死刑囚の告発をもとに、凶悪殺人事件を追ったノンフィクション「凶悪 ある死刑囚の告発」(新潮45編集部編)を映画化。山田は死刑囚(ピエール瀧)の告発を頼りに警察も知らない殺人事件を明るみにし、“先生”と呼ばれる首謀者(リリー・フランキー)を追いつめるジャーナリストを演じ「見終わって、決していい気持ちにはならないでしょうけど、映画と映画を見た自分を通して、今の日本が抱える問題を感じ取ってもらえれば」とアピールした。
故若松孝二監督に師事した白石監督は、「今の日本映画界はクールなことが格好いいみたいな風潮が強いので、ギラギラと汗をかき、“匂い”を感じてもらえる映画を撮りたかった」という。そして、「凶悪な映画ばかり撮ってきた三池監督のイベントに、まさか『凶悪』という映画をドンと持ってくることになるとは想定外」と恐縮しきり。一方の三池監督は「映画を見て、これからは白石さんの時代なんだなと思った。自分もウカウカしていられない」と最大級の賛辞を送った。
リラックスした雰囲気のなか、三池監督のトークが暴走するのも本イベントならでは。三池監督は「この夏は『風立ちぬ』と『パシフィック・リム』、そしてこの作品を見ればオッケー。世界の映画事情がだいたいわかるし、人間とはどうあるべきかを考えさせてくれる」と熱弁し、場内を盛り上げていた。
「凶悪」は8月22日(現地時間)開催の第37回モントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門に正式出品される。9月21日全国公開。
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