印象派の巨匠・ルノワールの晩年を描いた実話が日本公開決定!
2013年7月10日 17:00
[映画.com ニュース]印象派を代表するフランスの画家、ピエール=オーギュスト・ルノワールの晩年を描いた「ルノワール 陽だまりの裸婦」が今秋日本公開することが決定、ポスタービジュアルが公開された。
本作は、自然美あふれる南仏の田舎を舞台に、自由のきかない手で懸命に創作を続ける晩年のルノワールと、後に仏映画界の巨匠としてその名を残すものの、若き日に自分の将来を描けず葛藤を抱えていた息子のジャン・ルノワール、そして、父子2人のミューズとなった美しきモデル、アンドレらの心の機微、ルノワールの最高傑作「浴女たち」誕生に秘められた真実を情感豊かに描きだす。
画家ルノワールのひ孫で、写真家としても活躍するジャック・ルノワールが執筆した画家ルノワールの伝記的小説「LE TABLEAUX AMOUREUX」を原作とし、「メッセージ そして、愛が残る」のジル・ブルドス監督がメガホンをとった。ウォン・カーウァイ監督作品などでその映像美を高く評価されるリー・ピンビンが撮影を担当し、どのシーンを切り取っても、ルノワールの絵画同様に光と色彩に満ちあふれた仕上がりとなっている。
本作のポスタービジュアルもルノワール風のタッチの仕上がりで、まるで絵画の中に入ったかのような映像の美しさを期待させる。ルノワールについての映画は日本で公開されておらず、これまで語られなかった画家の真実の姿を是非劇場で見つめてほしい。
「ルノワール 陽だまりの裸婦」は、今秋、TOHOシネマズ シャンテほか全国で公開。