「銀魂」完結篇公開!主演の杉田智和「『銀魂』はなくならない」
2013年7月6日 16:00
[映画.com ニュース] 「週刊少年ジャンプ」(集英社刊)連載の人気漫画の劇場版第2弾で、“完結篇”と銘打たれた「劇場版銀魂 完結篇 万事屋よ永遠なれ」が7月6日に公開され、声優の杉田智和、阪口大助、釘宮理恵と藤田陽一監督が、都内の劇場で舞台挨拶に出席した。
原作は累計発行部数4400万部を超えるが、今回の劇場版は原作者の空知英秋氏が自らストーリーとキャラクター原案を担当。7年にわたるアニメシリーズの集大成として現在、過去、未来をめぐる壮大な物語を描く。
杉田は、観客で埋め尽くされた客席を見渡し「お客さんの“分布”が幅広いな……いい大人が多くて(笑)。7~8年やっているといろんな人が見てくれているんだなと、いまになって思います」と感慨深げに語った。
完成までハードなスケジュールで進められたようで、杉田は「銀時がつらい声を出しているときはリアルでつらかった。台本が直前に来て『これ、そんなすぐにやれるか?』と思っていたら、マネージャーから『前日に修正が入ります』って言われて……(苦笑)」とぼやき節。阪口も「公開を迎えられて本当によかった。先週末に初号試写で、今週もう公開ですよ!」とホッとした様子だった。
藤田監督も「デジタルの力は偉大ですね」と安堵の表情を浮かべ、アニメ版のラストエピソードとあって「やり残しがないように、これ以上の『銀魂』は作れないというくらい、出し尽くしました」と手応えを明かした。
この日は、ファンにはおなじみの原作者・空知氏が自らに模したゴリラのキャラクターの着ぐるみも登場。途中で飽きたのか、壇上で横になってくつろぐひと幕もみられ、場内の笑いを誘った。杉田は、「『銀魂』は銀色の魂。大きさや形は違えど、誰かしらが持っている。なくならないもの、不滅のものというのは確かにあります。『銀魂』がなくなるわけじゃない。これからもよろしくお願いします」とシリーズを支え続けたファンにメッセージを送った。