石井岳龍監督最新作「シャニダールの花」モントリオール映画祭正式出品決定!
2013年7月4日 22:00

[映画.com ニュース] 鬼才・石井岳龍監督の最新作「シャニダールの花」の先行上映会が7月4日、東京・テアトル新宿で行われ、W主演を務めた綾野剛と黒木華、共演の伊藤歩と山下リオ、石井監督が舞台挨拶に立った。綾野は「大丈夫ですよ、結婚とかじゃないんで」と前置きした上で、来月開催のモントリオール世界映画祭フォーカス・オン・ワールド・シネマ部門正式出品決定という朗報を発表し、「監督おめでとうございます」と敬愛する石井監督を祝福した。
選ばれた女性の胸に咲く、謎の花“シャニダール”に翻ろうされる男女の運命を描いたリアルファンタジー。石井監督は、「映画は世界共通言語。そうやって作ってきたし、世界中の方々に見ていただける機会はうれしい。どんな風に感じられるのか楽しみ」と世界の反応に興味津々。長年温めてきた企画の実現に、「人間という生き物は愛がないと生きていけない。愛がなくなるとちょっとおかしくなってしまう動物なのではと思いながらこの映画を撮った。異次元の旅に皆さんをお誘いできると思う」と胸を張った。
綾野は、台本上はキスシーンだったものを“互いの鼻と鼻が触れ合う”という芝居に変えたことについて、「僕が演じた大瀧という男は視覚を疑って生きていて、どこか嗅覚で生きているところがある。花も匂いを嗅いで触ってみないと確認できないもの。まず匂いを嗅ぎたい、触れたい、体温を感じたい。やってみたらそうなった」と自然体で表現。これには石井監督も、「なるほどって驚いた。頭の中で考えたことじゃなく、なりきってやってくれているので感動した。役者それぞれの演技のテンションが高くて、計算された演技じゃない演技が新鮮だった」と感心していた。
七夕を数日後に控えたこの日、石井監督の願い「『シャニダールの花』がたくさんの人の心に咲きますように」を筆頭に、一同はそれぞれの願いを込めた短冊を笹に飾り付け、世界映画祭へと羽ばたいていく本作の健闘と成功を祈った。「シャニダールの花」は、7月20日から全国で公開。
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