新海誠監督「言の葉の庭」観客動員10万人突破で続映も決定
2013年7月3日 19:00
[映画.com ニュース] 5月31日に公開された新海誠監督の最新作「言の葉の庭」が、6月27日に観客動員10万人を突破した。これを受けて、多くの劇場で上映延長が決定。7月中旬から全国16館でセカンド興行も決まった。
「言の葉の庭」は、靴職人を目指す15歳の高校生タカオと謎めいた年上の女性ユキノの交流を描いた恋物語。公開週のTwitterつぶやき数ランキング(CCOO調べ)では2位と桁違いの差をつけて1位になるなど評判が広まり、新海監督の代表作として知られる「秒速5センチメートル」(2007)の動員数を10日間で突破。前作「星を追う子ども」(11)の動員数も14日間で更新するなど、新海監督作品の中でも最高のヒットを記録している。
劇場上映は当初3週間の期間限定を予定しており、公開と同時にブルーレイ&DVDの販売やiTunes Storeでの配信も始まっているが、ほとんどの劇場が上映延長を決め、7月中旬以降、全国16館で新たに上映がスタートすることも決定した。なかでも、新海監督が注目を集めるきっかけとなった「ほしのこえ」(01)を上映した東京・下北沢トリウッドでは、7月13日から「言の葉の庭」の上映と同時に、新海監督の全作品を上映する特集上映も行われる。
海外では、米ロサンゼルスで開催のアニメエキスポにて北米プレミア上映(現地時間7月6日)、プチョン国際ファンタスティック映画祭での韓国プレミア上映(同7月19日)も決まっている。