市川海老蔵主演「利休にたずねよ」モントリオール映画祭コンペ部門出品決定!
2013年7月2日 09:30

[映画.com ニュース] 市川海老蔵が主演する「利休にたずねよ」が、カナダ・モントリオールで開催される第37回モントリオール世界映画祭のワールド・コンペティション部門にノミネートされた。この朗報に海老蔵は、「本映画の主演として誠に光栄です。日本の美の原点を作り上げた千利休という偉大な人物を世界に広める機会をいただき、大変嬉しく思っています」と喜びのコメントを発表した。
海老蔵扮する利休の妻・宗恩を演じた中谷美紀は、「利休のごとく美意識高き田中光敏監督の演出のもと、鋭敏な市川海老蔵さんが演じられた利休が、切腹間際に末期の茶をたてる姿に、モントリオールの人々も息をのむに違いありません」と自信をのぞかせる。メガホンをとった田中監督は、「ふたりの姿はまさしく僕が描きたかった『利休にたずねよ』の世界そのものでした」と2人を称えながら、映画祭に参加できることを喜んでいる。
今年の同映画祭プレジデントに就任したセルジュ・ロジーク氏は、「これは本当に芸術性が高い映画なので、コンペティションに選定しない理由はない。茶道具など本物へのこだわりが随所に見られ、中でも主演の市川海老蔵はこれぞ本物の役者であり、伝統と美を描いた偉大な傑作だ」と選出の理由を説明するとともに、賛辞を送った。
モントリオール世界映画祭は、賞を競うコンペティション部門のある映画祭としては、カンヌ、ベネチア、ベルリンの世界3大映画祭に次ぐ位置づけにある、北米最大規模の権威ある映画祭。08年に「おくりびと」がグランプリを獲得したのを皮切りに、日本映画は毎年主要な賞に輝いており、昨年は高倉健主演作「あなたへ」がエキュメニカル審査員賞特別賞、工藤夕貴主演の日本・カナダ合作「カラカラ」が「世界に開かれた視点賞」と「観客賞(カナダ長編部門)」を受賞した。こうした経緯から、「利休にたずねよ」の受賞にも期待が高まる。
約20作品がグランプリを競い合うコンペティション部門の全ラインアップは8月上旬に決定する見込みで、海老蔵と中谷の現地入りに関しては現在調整が行われているという。第37回モントリオール世界映画祭は、8月22日~9月2日開催。
「利休にたずねよ」は、12月7日から全国で公開される。
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