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ハリウッドはR指定映画を作りすぎ? 米興行団体が批判

2013年7月1日 22:30

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R指定作品ながら大ヒットを記録した「テッド」
R指定作品ながら大ヒットを記録した「テッド」
(C)2012 Universal Studios. ALL RIGHTS RESERVED.

[映画.com ニュース] 最近の全米興行収入が落ち込んでいるのは、ハリウッドがR指定映画を作りすぎているためだと、アメリカの興行団体が批判している。

USAトゥデイ紙が報じたところによると、米興行主の業界団体National Association of Theater Owners(NATO)は、映画のレイティングと全米興行成績との関連を示したレポートを発表。2012年には、R指定(17才以下の視聴は保護者の同伴が必要)の映画が177作品公開され、総興行収入はほぼ30億ドル。R指定の映画1本当たり、1680万ドルの興収を得たことになる。一方、ワンランク下となるPG-13指定(13才以下の視聴には、保護者の注意が必要)の映画作品は119本公開され、総興行収入は56億ドル。1作あたりの平均は4730万ドルとなったという。

このデータを見る限り、PG-13指定映画のほうがヒットをしていることが明白であるのに、ハリウッドはR指定映画を多く作りすぎているとNATOは批判。今夏、ハリウッドのメジャースタジオはR指定映画を19本、PG-13指定映画を19本公開している。一方、ハリウッドのスタジオにとってみれば、10代の若者を対象にしたPG-13指定映画はたいていVFXが必要になるので、より安価に制作できるR指定映画を好むという事情がある。また、R指定映画はPG-13指定映画よりも一般的には興行成績が悪いものの、「ハングオーバー!」シリーズや「テッド」のようなサプライズヒットが生まれる可能性を秘めているという見方もある。

アメリカで観客動員が毎年減少するなか、劇場主とスタジオが責任のなすりあいをしているわけだが、演技派俳優のジョン・グッドマンは「レイティングなんて関係ない」とコメント。この夏公開のPG指定映画「モンスターズ・ユニバーシティ」と、R指定映画「ハングオーバー!!! 最後の反省会」の両方に参加しているグッドマンは、「観客が望んでいるのはいいストーリーだ」と語っている。

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