クリストフ・ワルツ、実話をもとにした新作スリラーで完全犯罪に挑む
2013年6月13日 14:00
[映画.com ニュース] 今年のアカデミー賞で2度目の助演男優賞を受賞したクリストフ・ワルツが、実話をもとにしたスリラー「True Crimes(原題)」で、完全犯罪といわれた殺人事件に挑んだ捜査官を演じることが決定した。
題材になるのは、2000年末にポーランドで実際に起きた殺人事件。半年後に未解決のまま捜査打ち切りになったが、03年に出版された小説の一節が事件と酷似していることが判明したため、警察は捜査を再開した。容疑者として浮かび上がった著者が、被害者の携帯電話をインターネット・オークションに出品していたことが決め手となり、事件は解決。映画では、08年に米ニューヨーカー誌で掲載されたデビッド・グランの記事を下敷きにする。
以前はロマン・ポランスキーが監督の候補に挙がっていたが、現在は白紙になっており、プロデュースを担当するインタータイトル・フィルムズのデビッド・ガーソンとラット・エンタテインメントのブレット・ラトナー&ジョン・チェンが監督探しを進めている。
「イングロリアス・バスターズ」に続き「ジャンゴ 繋がれざる者」でもオスカーを手にしたワルツは、「トラフィック」「シリアナ」の脚本家スティーブン・ギャガンがメガホンをとる「The Candy Store(原題)」への出演も決まったばかり。テリー・ギリアム監督作「The Zero Theorem」のクランクアップ後、「ザ・マペッツ」の続編「The Muppets… Again!(原題)」を撮影しており、ティム・バートン監督の「Big Eyes(原題)」も控えている。