三池崇史監督、ヤクザ映画で米進出? 来年日本で撮影か
2013年6月9日 12:30

[映画.com ニュース] 海外でも高い評価を受けている三池崇史監督が、アメリカ映画に初挑戦する可能性が出てきた。第二次世界大戦後の日本を舞台にしたヤクザ映画「ジ・アウトサイダー(The Outsider)」でメガホンをとる交渉が進められていると、米Deadlineが報じた。
主演は「ダークナイト ライジング」のトム・ハーディが務め、2014年初頭に日本で撮影が行われる予定だ。捕虜となったアメリカ人兵士が、戦後日本のやくざ社会で頭角を現していく姿を描く。本作のプロデューサー、ジョン・リンソンのアイデアをもとに、新鋭アンドリュー・ボールドウィンが執筆した脚本は、ハリウッド業界人が選ぶ製作前の優秀脚本「ザ・ブラックリスト」2011年版で53票(第4位)を獲得した。
製作は、米リンソン・エンタテインメントと米シルバー・ピクチャーズ。前者からリンソンと父親のアート・リンソン(「ファイト・クラブ」)、後者からは「マトリックス」シリーズのジョエル・シルバーほか、アンドリュー・ローナとスティーブ・リチャーズがプロデューサーとして参加する。当初は、米ワーナー・ブラザースが出資する予定だったが、現在は独自の資金調達が行われているという。
Vシネマ出身の三池監督は1995年に初めての劇場映画を発表して以来、20年足らずで約60本のメガホンをとってきた。バイオレンスな描写を得意とし、初期の作品には裏社会を舞台にしたものが多い。2007年の監督作「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」は全編英語で製作。今年4月に公開された「藁の楯 わらのたて」は、第66回カンヌ映画祭のコンペティション部門に出品され、主演の大沢たかおと松嶋菜々子とともに現地入りを果たした。
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