W・アレンら巨匠に影響を与えたベルイマン傑作3作のデジタルリマスター上映決定!
2013年5月29日 19:16

[映画.com ニュース]黒澤明、フェデリコ・フェリーニらと並び「20世紀最大の巨匠」と称されるイングマール・ベルイマン監督が1950年代に監督し、映画人たちに絶大な影響を与えた3作品をデジタルリマスターで上映する、「イングマール・ベルイマン3大傑作選」と題した4週間限定の特集企画が7月20日から渋谷・ユーロスペースで開催される。
ベルイマンは、1918年にスウェーデンに生まれ、2007年に死去するまで、60年以上にわたるキャリアの中、「ファニーとアレクサンデル」「サラバンド」など、人間の本質に迫るテーマで約50本以上の傑作を発表し続けてきた。今回上映されるのは、ベルイマンの熱狂的ファンとして知られるウッディ・アレンが「最も好きで、最も影響を受けた映画」と語る「第七の封印」、アンドレイ・タルコフスキーがオールタイム・ベストの1本に挙げる「野いちご」、そして黒澤明監督の「羅生門」に強い影響を受けて誕生し、アカデミー賞、ゴールデングローブ賞を受賞した「処女の泉」の3作。
「僕はベルイマンの時代をくぐり抜けてきた。彼がつくった作品は全て見ている。素晴らしいものばかりだ!」(スティーブン・スピルバーグ)、「彼は世界中の、多くの映画作家にとって、強大な影響力をもつ存在だった」(マーティン・スコセッシ)、「『処女の泉』を見て、いままで味わったことのない衝撃を受けた私は、映画の道に進むことを決めたんだ」(アン・リー)などのコメントをはじめ、現在の映画界の重鎮にベルイマンは多大な影響を与えており、スタンリー・キューブリックは生前「あなたの映画は常に、私の心を揺さぶった。作品の世界観を作り上げる巧みさ、鋭い演出、安易な結末の回避、人間の本質に迫る完璧な人物描写において、あなたは誰よりも卓越している」と、ベルイマン宛にファンレターをしたためている。
ベルイマン生誕95年となる今年、“世界遺産的傑作群”と呼べる3作品を一挙にスクリーンで見られる今回の上映は、映画ファンにとって貴重な機会となるだろう。「イングマール・ベルイマン3大傑作選」は、7月20日からユーロスペースで4週間限定連日3作品上映、その後全国順次公開。
(C)1957 AB Svensk Filmindustri
関連ニュース






映画.com注目特集をチェック

ガンニバル
【衝撃の問題作】なぜ世界は「ガンニバル」にハマるのか? “絶対的支持”の理由を徹底解説!
提供:ディズニー

BETTER MAN ベター・マン
【観ないとぜっったい後悔する】「グレショ」監督最新作!ラスト5分の破壊力に、感動を超えて放心状態
提供:東和ピクチャーズ

シリーズ未見の人が観たら…
【大好きなやつでした】不覚にも“秒”で沼にハマって大変なことになった話
提供:ツインエンジン

映画料金2000円は高すぎるだろ!!!!
【…というあなたに】知らないと損な“1250円も安く観る裏ワザ”、ここに置いときます
提供:KDDI

35年目のラブレター
【感動実話に“とんでもない絶賛”の嵐】噂を聞きつけ実際に観てきたら…忖度なし正直レビュー!
提供:東映

すごすぎて言葉にならない映画
【社会現象「パラサイト 半地下の家族」の次はこれ】“超痛快逆襲エンタメ”でアドレナリン全開
提供:ワーナー・ブラザース映画

聞かせてくれ、「ガンニバル」の感想を――
【感想投稿で豪華賞品が当たる】ちょっとでも観たことある人、今すぐ参加して!(提供:ディズニー)