巨匠ポランスキーが波乱の人生語るドキュメンタリー、初期傑作4本と共に公開
2013年5月16日 15:00
[映画.com ニュース] 約2年ぶりの最新作「VENUS IN FUR(原題)」が、第66回カンヌ映画祭コンペティション部門で上映されるロマン・ポランスキー監督。ポランスキー自身が生い立ちから現在に至るまでを赤裸々に語ったドキュメンタリー「ロマン・ポランスキー 初めての告白」が6月1日公開、「水の中のナイフ」「ローズマリーの赤ちゃん」などキャリア初期の傑作4本が同時上映される。
1933年仏パリで生まれたポランスキーは、幼少期に移り住んだポーランドで第2次大戦を迎え、ユダヤ人ゲットーに収容される。母親をアウシュビッツで亡くしたが、ポランスキーは脱出し、その後映画大学に入学した。初期長編作で国際的な評価を獲得していくが、68年に妻で女優のシャロン・テイトが惨殺されるという悲劇に襲われ、70年代には児童わいせつの容疑で国外逃亡など数々のスキャンダルに見舞われながらも、多くの傑作を発表し続けている。
ポランスキーの長年のビジネスパートナーで友人のアンドリュー・ブラウンズバーグが聞き手を務め、09~10年にスイスの自宅で軟禁されていた時期に撮影された。時に涙を浮かべながら、まるで映画のような波乱の人生を述懐するポランスキーの姿に、誰もが胸を打たれることだろう。
同時上映されるのは、長編デビュー作「水の中のナイフ」(62)、カトリーヌ・ドヌーブ主演の心理スリラー「反撥」(65)、フランソワーズ・ドルレアック主演の不条理劇「袋小路」(66)、ハリウッドで大ヒットを収めた「ローズマリーの赤ちゃん」(68)の4本。
「ロマン・ポランスキー 初めての告白」は6月1日、渋谷・シアターイメージフォーラムで公開。
フォトギャラリー
関連ニュース
映画.com注目特集をチェック
ザ・ルーム・ネクスト・ドア
【魂に効く珠玉の衝撃作】「私が死ぬとき、隣の部屋にいて」――あなたならどうする?
提供:ワーナー・ブラザース映画
キャプテン・アメリカ ブレイブ・ニュー・ワールド
【本作は観るべきか、否か?】独自調査で判明、新「アベンジャーズ」と関係するかもしれない6の事件
提供:ディズニー
セプテンバー5
【“史上最悪”の事件を、全世界に生放送】こんな映像、観ていいのか…!? 不適切報道では…?衝撃実話
提供:東和ピクチャーズ
君の忘れ方
【結婚間近の恋人が、事故で死んだ】大切な人を失った悲しみと、どう向き合えばいいのか?
提供:ラビットハウス
海の沈黙
【命を燃やす“狂気めいた演技”に、言葉を失う】鬼気迫る、直視できない壮絶さに、我を忘れる
提供:JCOM株式会社
サンセット・サンライズ
【面白さハンパねえ!】菅田将暉×岸善幸監督×宮藤官九郎! 抱腹絶倒、空腹爆裂の激推し作!
提供:ワーナー・ブラザース映画
激しく、心を揺さぶる超良作
【開始20分で“涙腺決壊”】脳がバグる映像美、極限の臨場感にド肝を抜かれた
提供:ディズニー