作曲家E・モリコーネがクエンティン・タランティーノ監督を批判
2013年3月18日 15:00

[映画.com ニュース] セルジオ・レオーネ監督作の映画音楽などで知られるイタリア人作曲家エンニオ・モリコーネが、「イングロリアス・バスターズ」「キル・ビル」ほかで楽曲を提供したクエンティン・タランティーノ監督について、「今後、一緒に仕事をするつもりはない」と批判したことが明らかになった。
もちろんタランティーノ監督は以前からモリコーネを敬愛しており、自身が偏愛するジャンルであるウエスタンに挑戦した最新作「ジャンゴ 繋がれざる者」(上映中)にも、ドン・シーゲル監督、クリント・イーストウッド主演の「真昼の死闘」(70)の挿入曲含め、数曲のモリコーネ作品を使用している。
ところが、この「ジャンゴ 繋がれざる者」にいたる経緯がモリコーネの不興を買ったようだ。米ハリウッド・レポーター誌が伊メディアのニュースとして報じたところによれば、モリコーネはローマのLUISS大学での講義の最中に「今後いっさいタランティーノと仕事をするつもりはない」とコメント。そして、「『ジャンゴ 繋がれざる者』用に曲を作ってほしいと言われたが、時間に余裕がなさすぎたので断った。すると、彼は私の既存の楽曲を使ったんだ」と立腹の理由を明かした(なお、サントラに収録されているエリーザが歌う「アンコラ・キ」はモリコーネが同作に書き下ろした新曲だと言われているが、その背後関係は不明)。
さらに、「タランティーノの音楽の使い方には一貫性がない」「そんな人間とはどうにもやりようがない」「『ジャンゴ 繋がれざる者』は見たが、好みではない。血が多すぎる」と批判を繰り広げたという。
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