堺雅人、地元の魅力を再認識!宮崎ロケの「ひまわりと子犬の7日間」が封切り
2013年3月16日 14:20
[映画.com ニュース] 俳優の堺雅人が3月16日、東京・新宿ピカデリーで行われた主演作「ひまわりと子犬の7日間」の初日舞台挨拶に、共演する中谷美紀、若林正恭(オードリー)、吉行和子、子役の近藤里沙と藤本哉汰、メガホンをとった平松恵美子監督とともに登壇した。
映画は実話をもとに、飼い主が見つからない犬の親子と管理所職員の絆を描いた感動作で、全国232スクリーンで封切り。堺の地元である宮崎県でロケが行われ、「故郷が舞台と聞いて、すぐに(オファーに)飛びついた。宮崎弁でお芝居するという長年の夢も実現し、家宝のような作品になった」と感無量の面持ちだ。
共演者からは「宮崎弁に対してとても厳しく、堺さんからNGが出たことも……」(中谷)、「ちょっとでも間違うと、堺さんの目元がピキっとなって(笑)」(吉行)とスパルタぶりを暴露されたが、それでも「宮崎弁の響きの素晴らしさを、改めて実感した。それに食べ物もお酒もおいしい」と地元・宮崎の魅力を再認識していた。
山田洋次監督のもとで脚本家、助監督として経験を積んできた平松監督は「企画が立ち上がったのは2009年。あれから、ずいぶん時間がかかり、やっと初日を迎えるのは本当に感無量」。ついに迎えた監督デビュー作の巣立ちに「大切に育てただけに、さみしい気持ちがあるが、今日からは観客の皆さんに育てていただければうれしい。映画を通して、愛情の連鎖を感じてもらえれば」と挨拶した。舞台挨拶には主人公の母犬・ひまわりを演じる女優犬のイチも駆けつけた。