ギネス認定の3Dトリックアーティスト来日! 日テレの地下から巨大な豆の木が出現
2013年3月11日 17:38

[映画.com ニュース]ギネス公認の3Dトリックアーティストのジョー・ヒルが来日し3月11日、映画「ジャックと天空の巨人」にインスパイアされる形で東京・汐留の日本テレビのゼロスタ広場に、地底の世界から伸びて地面を突き破る1万メートルの巨大な豆の木のトリックアートを出現させた。
ヒルはアートチーム「3D Joe&Max」に所属し、ドイツやニューヨークのタイムズスクエアのストリートなどに地割れや穴の絵を描き、2011年には世界最大の3Dストリートアートとしてギネスに認定された、3Dトリックアートの第一人者。童話「ジャックと豆の木」に基づき鬼才ブライアン・シンガーが手がけた本作のために初来日し、広場の下にある世界から伸びてきた豆の木が地面をぶち破るという設定で、巨大なアートを完成させた。
今回のオファーについて、ヒルは「(豆の木は)3Dトリックアートの題材としては完璧だと思ったよ。もうひとつの世界への入り口を繋ぐ豆の木というのはピッタリ。初めて話を聞いたときはワクワクした」と振り返る。豆の木の絵は、7日間をかけてイギリスでベースとなる絵カンバス紙の上に、水彩絵具にチョーク、アクリル絵の具などを使用して準備。この日の午前中に展示する広場へと運び込み、実際にどのように見えるかをカメラで画面に映してチェックしながら最後の仕上げを行なった。
描いている最中、横から見ていても単なる地面に描かれた平べったい豆の木の絵にしか見えなかったが、ヒルの指示通りに人を絵の上に立たせ、指定する角度でシャッターを切ると、地面からせり出す巨大な豆の木が出現した。出来栄えは「大変な作品だったから満足しているよ」と充実の表情。今後、描いてみたいものは、「大きな空間にカフェやミュージシャンを出現させてみたい」「巨大な隕石が地面に突き刺さっていく絵も描いてみたいな」と想像を膨らませていた。
「ジャックと天空の巨人」は3月22日から2D/3Dで公開。
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