ヤン・イクチュン監督来日、最新作「しば田とながお」上映 新たなオファーも?
2013年1月31日 08:00

[映画.com ニュース] 山本政志監督が主宰する実践映画塾「シネマ★インパクト」の第二期作品として製作された短編「しば田とながお」が1月29日、東京・オーディトリウム渋谷で上映され、メガホンをとったヤン・イクチュン監督が来日、トークショーに出席した。ヤン・イクチュンが俳優として出演した「かぞくのくに」のヤン・ヨンヒ監督、同作で共演した大森立嗣監督も応援に駆けつけ、和気あいあいとしたトークで会場を盛り上げた。
初の長編作品で監督・脚本・主演をつとめた映画「息もできない」が、国内外の映画祭で高く評価されたヤン・イクチュン監督の最新作として注目を集めた今作。心に傷を抱える女と傍で見守る男のやりとりから、愛の本質を浮き彫りにした物語で、ロッテルダム国際映画祭に正式出品が決定している。
ヤン・ヨンヒ監督は「改めて、イクチュンはロマンチックな男だなと思いました。彼自身は出演していないのに、本人が隅々まで出ている作品で、彼の繊細さや優しさを感じました」と紹介。すかさず、ヤン・イクチュンが「そう思わせるのは、女性を口説くための作戦です」とジョークではぐらかすなど、息の合ったトークで会場を笑いに包んだ。
前日行われた舞台挨拶では、ヤン・イクチュンに直接オファーした主宰者の山本監督から「どうして俺の誘いに乗ってくれたの?」と聞かれると、「(山本監督が)怖かったから……」と日本語でつぶやくなど、陽気な人柄がにじみでていた。
しかし、「息もできない」の後は、監督として辛い時期があったことも明かした。「全身全霊をかけて、ほぼひとりで作ったデビュー作だったので、監督としても俳優としても力を出し尽くした。次に何を撮るべきか、すごく悩みました。でも、今回まったく新しい環境で、自由に製作できたので、リフレッシュできた。僕にとって、映画を作る過程がとても大切だということも再確認した。来日したことで、新しい仕事のオファーもいただきました。形になるかどうかは別として、こうした縁を今後も大事にしていきたい」と話した。
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