氷室京介、三池崇史監督最新作「藁の楯」の主題歌を書き下ろし!
2013年1月29日 06:00
今回、三池監督自ら手紙で打診し、氷室がラブコールに応える形でタッグが実現。手紙と台本をもとにイメージをふくらませ、「NORTH OF EDEN」を完成させた。ロックバンド「グリーン・デイ」や「マイ・ケミカル・ロマンス」作品で知られる、ワーナーブラザースレコードのロブ・カバロ会長がサウンドプロデュースを担当した。カバロ氏が日本人アーティストを手がけるのは、今回が初めて。同楽曲は、4月に発売を予定している。
氷室は、昨年末に三池監督と初対面を果たし「三池監督のファンなので、今回こういう形でチャンスをいただけたことは非常にうれしいですし、ありがたい」と感激しきり。今作のテーマに共感したそうで、「いわゆる普通の人たちと価値観が違う、物欲ではなく、ほかの人には理解できない美学とかを大切にしている人が主人公。そういう意味では面白い切り口の映画だなと思いました。監督と共演者に対するリスペクトの気持ちとして、映画のために、俺の許容範囲内でできる限りのことはやろうと思いました」と熱い思いで主題歌に取り組んだ。
一方の三池監督は、助監督時代を振り返り「(同時期に)時代の象徴として世の中を席巻していた方に、こうして今、自分の映画のテーマ曲をつくってもらっている。我々の仕事もなかなか捨てたもんじゃないなと思っています(笑)」。そして「すごくいい曲をつくってもらって、『藁の楯 わらのたて』という作品が、この先より長い年月にわたって人に覚えていてもらえる作品になったんじゃないかな」と自信をのぞかせている。
「藁の楯 わらのたて」は大沢たかお、松嶋菜々子、藤原竜也らの共演で、木内一裕氏の同名小説を映画化したサスペンスアクション。政財界の大物の孫娘を殺害したことで懸賞金をかけられた殺人犯と、犯人を移送する警視庁警備部SPの姿を描く。4月26日から全国で公開。