「ONE PIECE FILM Z」興収50億突破!東映配給作品で最高記録樹立
2013年1月7日 16:40
[映画.com ニュース][映画.com ニュース] 昨年12月15日に封切られた人気アニメの劇場版最新作「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督)が、公開から3週目となる1月4日に興行収入50億円を突破したことがわかった。また、5日時点で興収52億8655万5200円、観客動員数439万7347人を記録しており、長編前作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」(2009)の最終興収48億円はすでに突破。同シリーズ最高の記録を樹立したほか、00年代の東映配給作品としても、「男たちの大和 YAMATO」(05)の51億1000万円を超える最高記録を樹立した。
同作は、「週刊少年ジャンプ」(集英社)連載の人気コミックが原作の人気アニメ「ONE PIECE ワンピース」の3年ぶりとなる長編劇場版で、長編前作「STRONG WORLD」に続いて原作者の尾田栄一郎氏が自ら総合プロデューサーを担当。劇場版では初となる新世界を舞台としたオリジナルストーリーで、海賊撲滅を使命とする元海軍将軍ゼットと、ルフィら麦わら一味の世界の滅亡をかけた壮絶な戦いを描いている。
6日に大阪で行われた大ヒット御礼舞台挨拶に駆けつけていた、ルフィ役の声優・田中真弓とウソップ役の山口勝平は、興収50億円突破という記録的ヒットの知らせに「前作では超えられなかったんだよね」(田中)とあらためて同作の勢いに驚きを感じた様子。「たんくさんの人に見てもらえて本当にうれしい。でも、まだまだ。日本一を目指しましょう!」(山口)、「見る人によって、心に刺さる言葉が変わってくる作品。ぜひ、家族で2度、3度見てください!」(田中)とコメントを残した。
東映の映画営業部門担当・村松秀信氏も「この東映興行史上においても記録的なワンピースの大航海の終着点はまだまだ見えていません」と話しており、2013年早々、同作が最終的にどこまで数字を伸ばすかに注目が集まる。