山田洋次、一貫した題材は“家族” 監督50周年DVDマガジン創刊
2013年1月7日 18:30

[映画.com ニュース]最新作「東京家族」の公開を控える、山田洋次監督の監督生活50周年を記念した「山田洋次 名作映画DVDマガジン」創刊記念記者会見が1月7日、東京・千代田区の東京ステーションホテルで行われた。山田監督は、創刊号に収録される日本アカデミー賞最優秀作品賞受賞作「幸福の黄色いハンカチ」(1977)に出演した武田鉄矢とともに出席し「振り返るといろいろな映画を撮ってきたが、結局、一貫して家族の物語を作ってきたんだなと思う」と自身が取り組み続ける題材を語った。
昨年11月に全50巻で完結した「男はつらいよ 寅さんDVDマガジン」に続く50周年記念企画の第2弾。半世紀にわたる監督生活から26作品をラインナップし、毎号本編を完全収録する。付属のマガジンには監督自らの“見どころ紹介”をはじめ、撮影時のエピソードやロケ地ガイドが掲載されるほか、公開当時の復刻版ポスターが付録される。「大変うれしいことだし、ありがたいこと。特に若い人に見てもらえる機会になれば」(山田監督)。そして「文化的で優しい国であってほしい」と新年を迎えた日本へのメッセージを寄せた。
「幸福の黄色いハンカチ」で俳優デビューを飾った武田は、「俳優としてのスタートラインであり、同時に目指すゴールでもある。大げさな言い方かもしれないが、このスタートラインを1日たりとも忘れたことはない」としみじみ。共演した高倉健、桃井かおりとの思い出話に加えて「監督から『喜劇は泣きながら、作るんだよ』と言われた言葉が今も強烈に残っている」と振り返った。
「山田洋次 名作映画DVDマガジン」は1月8日から全25巻(第18巻のみ2作品収録)で、隔週火曜日刊行される。
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