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堺雅人の2013年はほふく前進で“クレソン系俳優”目指す!?

2012年12月22日 15:16

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初日舞台挨拶に立った(左から) 尾野真千子、堺雅人、菅野美穂
初日舞台挨拶に立った(左から) 尾野真千子、堺雅人、菅野美穂

[映画.com ニュース] 男女の立場が逆転する江戸時代を舞台にした異色時代劇「大奥 永遠 右衛門佐・綱吉篇」が12月22日、全国307スクリーンで封切られ、主演の堺雅人菅野美穂らが東京・丸の内ピカデリー2で初日舞台挨拶を行った。

堺と菅野をはじめ、2人と西田敏行、菅野と要潤、菅野と尾野真千子ら、主要キャストのほとんどが初共演という珍しい相関図が完成。堺は自身が発言する直前にくしゃみをした菅野について、「寒い時期の撮影だったけれど、くしゃみはしなかったなあ。とにかく作品ごとに顔を変えられる懐の深い女優さんというイメージだった。実際はそれ以上におっきな人で、ひと言では言い表せられない」とフォローを交えて称えた。

対する菅野は、「穏やかでニコニコしている草食系のイメージだったけれど、マイペースで“植物系”かなと思った」と表現。これには堺が、「格下げ? エサですよね」と物言い。西田が「クレソン系だね」と助け船を出すと、堺も「じゃあ、これからはクレソン系俳優を目指します」となぜか納得した表情を見せた。

尾野は菅野と共演シーンが多く、「ずっと顔を見る芝居だったので、顔がコロコロ変わってポーッとなっちゃいました」と照れまくり。要も「一番共演したい女優さんの1人だった。フランクで何でもしゃべってくれるし、甘えるシーンでは大きな器で包み込んでくれて気持ちが良かった」とべたぼれだ。

また、来年の抱負を聞かれた堺は「今年は忙しくて充実していたので、来年はのんびりと地味に過ごしたい。へび年なのでほふく前進でいきます」と控えめなコメント。菅野の「抱負? 豆腐をいっぱい食べる」というオヤジギャグ的なダジャレは尾野のツボにはまり、笑いをこらえきれない様子だった。

要は「今年はたくさん仕事に恵まれたので…これ、やめよう」と方向転換し、「堺さんに趣味をつくらせます」と公言。無趣味を自任する堺が、「手強いよ。ゴルフなんかどう? 何の興味もないけれど」と挑発すると、「パート2のときには、『ゴルフが大好き』と言わせます」と続編への期待を抱かせる宣言で、満場の客席を沸かせていた。

「大奥 永遠」は、2010年に公開され興収23億円の大ヒットを記録した「男女逆転 大奥」の続編プロジェクトで、10~12月に放送された連続ドラマ「大奥 誕生 有功・家光篇」に続く最終章。配給の松竹、アスミック・エースによれば、まずは興収20億円の大台を目標に、冬休みでのさらなる動員を期待している。

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