東映アニメのロボットアニメ「ガイキング」がハリウッドで実写化へ
2012年12月21日 08:00

[映画.com ニュース] 大手アニメーション制作会社の東映アニメーションは12月19日、1970年代に同社が生み出したロボットアニメ「ガイキング」のハリウッド実写化を発表した。同社と海外向けコンテンツ企画開発会社オールニッポン・エンタテインメントワークス、そしてハリウッドのプロデューサー、ゲイル・アン・ハード率いるヴァルハラ・エンタテインメトが共同で実写化に向けて企画開発していく。
「ガイキング」は、地球侵略を目論む異星人から人類を守るため、巨大ロボットのパイロットにスカウトされた青年たちの戦いを描いたロボットアニメで、初出は76~77年に東映動画(現・東映アニメーション)が同社のオリジナル作品として手がけた「大空魔竜ガイキング」。恐竜を模した移動要塞「大空魔竜」と、その頭部を中心としたパーツが合体して戦闘用巨大ロボット「ガイキング」が現れるという、70年代当時にブームを巻き起こした変形・合体機構を取り入れたロボットアニメの一作だ。05~06年には設定を新たにした新作「ガイキング LEGEND OF DAIKU-MARYU」も製作・放送された。東映アニメーションは「ガイキング」の権利保持者として、ヴァルハラ・エンタテインメントとともに実写版にも共同プロデューサーとしてかかわっていく。
本プロジェクトのチーフプロデューサーとなるゲイル・アン・ハードは、大ヒットTVシリーズ「ウォーキング・デッド」のほか、「ターミネーター」「エイリアン2」「アルマゲドン」といった大作映画のプロデューサーとして知られている。「ガイキング」実写化に向けて、「日本屈指のコンテンツを世界中の観客に披露できる、とても大きな一歩になります」とメッセージを寄せている。
また、東映アニメーションのプロデューサー・池澤良幸氏も「ガイキングは、長年にわたってグローバルに最も愛されてきたロボットアニメシリーズです。我々は、ヴァルハラ・エンタテインメントとANEWとパートナーシップのもと、本作品の実写映画を世界中の観客に届けられることを楽しみにしています。また、本作品が数多くの東映アニメの作品の実写化の第一作目になることを祈っています」と話している。

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